2008年6月6日金曜日

三条大橋から不忍池

6月の初日から東京に出張し、都内にありながらも今尚、不思議な雰囲気で
江戸の風情を感じさせる街、上野で数日間過ごしておりました。

昨年から始まった、とある企業の定例研修の舞台としてこれまでにも何度か、
上野に伺ってきましたが、何故か別のエリアに宿泊して通勤しておりました。

考えてみれば実にもったいない話にやっと気付き、かの地でホテル探し。
上野といえば、やはり不忍池界隈という伝統的ロケーションに的を絞り、
かなり観光気分優先で出張の段取りに取り組んでおりました。

さて、諸般の事情で見事に滞りがちなブログ環境のため、
昨今の個人的状況をまったく綴れておりませんが、生来のこまめな挑戦体質は
相も変わらずという按配で、近頃はランニングを再開したりしております。

このため今回の出張もランニングセットを一式持参し、
ある意味完全に、本末転倒モードのスタイルを貫いております。

しかし早朝の清々しい空気の中、上野駅前に広がる上野公園と
蓮の葉が一斉に立ち揃い始めている不忍池をジョギング観光で満喫。
おかげさまで初めて、西郷隆盛の銅像の前にも立ち、
上野動物園の開園前の表情も眺め、さらにはいくつもの立派な美術館の外観を
拝ませて頂き、走りながらの一石二鳥気で充実感この上なし。

さらに不忍池の弁財天、大黒堂に向かう橋の手前で、超サプライズを発見。
実は日本で最初の駅伝が行われた記録がそこに掲示されておりました。

駅伝発祥の記録には<大正6年の4月27日から29日の3日間をかけて
行われ、ここ不忍池がゴールとなった>ことが明記してあります。

そしてそのスタート地点は、なんと<京都の三条大橋>と記されておりました。

京都から上野を結ぶ、駅伝の道程が一瞬、時空を越えて目の前に広がり、
なんとも爽快、なんとも感動、シンクロニシティ!早起きはやはりお得。