2008年12月31日水曜日

大晦日は夢の成果の棚卸し


昨日の続きの今日ですが、今日は1年最後の締めくくりの1日でもあります。そこで何を差し置いてもこの1年の振り返り作業が肝心です。何が出来たか?出来なかったか?夢の記録はこの棚卸作業のために必要不可欠という次第。

2008年12月29日月曜日

自分の言動に誇りと志を!


良い言葉と動作は必ず、信頼を生みます。この当たり前のことを前提にたとえ、誰も見ていなくても善行に尽力するのは、内なる自分が実は自分を見ているからです。全ての他人を騙せても自分は騙せない。だから誇りと志が肝心。

2008年12月26日金曜日

動かせば筋肉も思考も柔軟に!


年齢と共に運動量は減ってきます。だんだん偉くなって雑用が減るように、身動きの減少は筋肉の柔らかさの大敵。脳も内臓も筋肉である以上、その柔軟さは本質的課題。首ひとつも動かさないと回らなくなります。

2008年12月24日水曜日

目を見てうなづく!何度でも


向き合う相手の話を真剣に聞いているというサインが目を見ること。そしてうなづくこと。これは人の話を聞くときの基本姿勢であり、話しの内容に異論があるなら、聞き終えた後で意見を申し述べればよい。

2008年12月22日月曜日

不器用さという武器に注目


小器用に何でも達者というのは、案外、役に立たないものです。情けないほど下手だからこそ、人一倍努力せざるを得ないことがある瞬間から、達人の域のプロセスになったりします。だから愉快!

2008年12月19日金曜日

出来ない理由は<忙しい>


たいていの場合、出来ない理由は実はコレです。要するにやる気がないだけのことなのですが、なんとか、それを見破られないように工夫しようとして、結局何も思い浮かばないときに充当される言葉が<忙しい>ということです。

2008年12月17日水曜日

他人の返事は気付きの鏡


世の中には多くの返事が存在します。文字にすれば<はい>でも実際の音として耳に届くのは<はーーい>もあれば、<ふぁーい>もあり、<おい>と聞こえるものまでいろいろ。人の返事に耳を澄ませば、鏡のように見えるものアリ

2008年12月15日月曜日

惚れ惚れする挨拶上手は生涯の宝!


日常の中のなんということのない挨拶にどれほど努力をしてみたことか。迎える挨拶、見送る挨拶、心をこめて磨き上げて、手の届かないほどの頂に辿り着いた暁に手にするものは、間違いなく一生の宝モノ。

2008年12月12日金曜日

機嫌よく、微笑んで声を出す練習


身体の次は顔の筋肉も動かします。空に向かってほほえみかけるつもりでスマイル習慣、そのまま、さわやかな声で<おはようございます>という練習

2008年12月10日水曜日

目明き千人!盲目千人


メアキセンニン、メクラセンニンと読みます。つまりしっかりと状況が見えている人もいれば、何も見えていない人も同じくらい存在するということ。でも見ている人は必ずいます。尊敬していた先輩が人を励ますときの常套句でした。

2008年12月8日月曜日

その目つき、一生の損にまっしぐら!


自分ではそんなつもりはなくても、目つきには心の中の思惑が驚くほど表れます。よろしくない思考の習慣の蓄積は、感じの悪い目つきを作り出す根本原因です。目つきを変えるためには良い考え方の獲得が先という次第

2008年12月5日金曜日

気力は体力に先行する!


社会人1年生の時に上司から毎日聞かされた言葉がコレ。耳タコですが、以降の人生で何度もこの言葉に助けられたような気がします。年齢を重ねた今、あらためてこの言葉の重要性にひれ伏したい気分です。まずは気力!

2008年12月3日水曜日

2度あることは何度も起こる!


身辺で生じる不注意からのミスはもとより、苦手なタイプとの遭遇も実は乗り越えるべき課題であるため、上手く交わしたつもりでも2度も3度も形を変えて何度も起こる。逃げずに向き合うしか、乗り越えるすべは無いと知るべし。

2008年12月2日火曜日

反応力

<コミュニケーション>というテーマに関わって、いつのまにか20年。

一見簡単そうで実は難易度の高い課題に悩みの尽きぬ日々ですが、
それでも年齢なりの場数と経験から、初対面の方とでも当たり障りの無い
話でなんとなく楽しくその場を取り繕えるくらいの器量は身に着いたはずと
密かに自負する今日この頃でもあります。

ところが、そんなささやかな自負が先日、木っ端微塵に打ち砕かれました。

打ち砕いたのは、あるゴルフ競技で、ご一緒させて頂いた初対面のご夫婦です。
我が夫婦よりは多少はお若い気配がするものの、概ね似たような世代。

朝から夕方まで、18ホールを共にラウンドし、お昼もご一緒しましたが
ほとんど会話らしきものが生まれず、お互い様の情報が分かち合えたのは
お住まいの場所とお名前とゴルフ歴くらいのものでしょうか。

それでも朝の内は初対面の空気を早く和やかにしたくて、あれこれと
話しかけてみたのですが、終始、暖簾に腕押し、糠に釘。
せっかく4人でラウンドしているのだからという気遣いがこれほど
空回りした経験はある意味、はじめてのことでした。

もし、勇気があれば「私たち、何か悪いことしましたか?」とか
「私達のことがお嫌いですか?」と尋ねてみたかったくらいです。

きっと悪気なく、単純にコミュニケーション下手!のご夫婦なのだと
百歩譲って推察いたしますが、「何なのいったい!」という疑問と意味不明の
不愉快さは時間を経て一層、色濃くなってゆくようにも思います。

それにしても反応がない、反応が返せないということがどれほど
他者を居心地悪くさせるものなのか、実に驚きの強烈な体験でした。
あらためて自身の反応力は大丈夫なのか?しばし省みたい課題です。

2008年12月1日月曜日

今、出来ることを先送りしない


明日アリと思う心の仇桜。夜中に嵐が吹いて、散るかもしれないとは平常時にはやっぱ、思いつかないものです。なのでいつでも、今しかないと習慣化することがとんでもない後悔を未然に防ぐ手だてということになります

2008年11月28日金曜日

簡単なことほど難しい、その最たるものが<はい!>


人はどうも難しいことをやりたがる反面、簡単なことはやりたがらない生き物のようです。返事や挨拶なんて、子供の課題と錯覚して、きちんと出来ない大人だらけ。言うは易し、行うは難し。

2008年11月26日水曜日

数秒で済む挨拶に!多くのものが見え隠れ


悲しいかな、挨拶には数秒しか掛からない。その数秒で人間性やら本性が見えてしまうものだとするならば、挨拶を見くびるわけにはゆかない。という恐ろしい真実に気付いていない大の大人が多すぎやしませんか、、、。

2008年11月24日月曜日

深呼吸、ついでに身体を動かす、伸ばす


新鮮な空気を吸い込みながら、ぐーっと全身を伸ばしてみましょう。こうして毎朝、ほんの少し意識して身体を動かしてやる習慣が、実は故障知らずの秘訣

2008年11月21日金曜日

努力に勝る才能なし!


器用貧乏という日本語も最近はあまり耳にしなくなりましたが、何でもそこそこ上手に出来てしまうとそれ以上は頑張らないみたいなところがどうも凡人の共通点!故に初めは要領が悪くてもコツコツ続ける努力がやがて才能を生む次第

2008年11月19日水曜日

知らん顔より微笑む顔!


たしかに見ず知らずの他人に意図的に微笑みかけるのは、変かもしれないが、フトした拍子に見知らぬ誰かと目が合ったときに、ツンと知らん顔をするのはなんだか大人気ない気がしませんか!

2008年11月17日月曜日

泣くも笑うも選択次第!


悲しいから泣くのも、反対に笑い飛ばすのも、自身の選択。嬉しいから笑うのも、嬉しいくせに泣くのも同様。全てのことは受け止め方次第ということ。

2008年11月14日金曜日

急ぐ仕事は忙しい人に頼む!


統計的に見てこれは真実です。あの忙しい方が!という人ほどテキパキして対応が早い。反対にどう考えてもお暇でしょう?という方ほど返事も遅いし、忘れたりもなさいます。このあたりはだからおもしろいのかも知れませんが、、

2008年11月13日木曜日

筋を通すのは至難?

日々の暮らしの中でも、ビジネスでも<筋を通す>ということが
どうもなおざりにされている昨今。しかも、それが上手に出来ないことが
問題にさえならないという気配を密かに憂いております。

たとえば、世の中のご縁は多くの場合、誰かの紹介で始まります。
是非、紹介して欲しいと頭を下げたようなケースはもとより、たまたま
その場に偶然居合わせて、紹介の栄誉に預かれた場合も、その紹介者
あっての出会いであることをいつも頭の隅に置いて感謝しているか否か。
これがその後において<筋を通す>行動の原点になるものと考えます。

おかげさまでという視点はこの姿勢を貫く上での大きな原動力です。
紹介して頂いた相手と再度お目にかかる約束が整ったら、何はともあれ
その事実を紹介者の耳に入れる。おかげさまでと言う感謝の気持ちが
あれば、何ほどの手間隙惜しむ作業ではないはずです。

さらに、どうしても事前の連絡が無理だった場合、出来るだけ素早い
事後に報告を入れる。これも感謝の念があれば、至極当然の行い。

おかげさまの気持ちがあれば、その後もこの対応は変わらないはず。
やがてそのうち、恩義の主から、その都度毎の連絡はご無用という
免許皆伝の日まで、きちんと筋を通すからこそ強い信頼が培われます。

ところが昨今では、1度紹介したら、まるで自力で獲得したが如く、
紹介者を蔑ろにして、その無礼に気づかない御仁の多いこと。

先日も某企業の知人から久々に届いた、お願いメールをよく見たら、
いつぞや当方がご紹介した御仁がメインで、当方はCC扱い。

<筋が通せない>ということは、対人関係の俯瞰図的視点の欠落か
そもそもの感謝心の不在故か。どちらにしても大人としては頂けず、
これでは良いご縁など築けるはずがなく、無性に切ない限りです。

2008年11月12日水曜日

手間隙惜しむと手が掛かる


これはあらゆることに共通する基本の姿勢です。今、やっておけば済むことを明日にする。たったこれだけのことが時には労力を倍にすることもあります。いわんや対人関係では、些細な報告を怠ったばかりに信頼を失うことも、、

2008年11月11日火曜日

滑らかに移ろう季節にあやかれないいまま

夏以降の数ヶ月、比較的頻繁に宝ヶ池界隈に出かける用事が続いており、
おかげさまで我が家以北の紅葉事情にとても精通している昨今です。

まだ、残暑厳しい折から、一気に清々しい空気の頃合を経て
ここ数日は特に紅葉の気配が日に日にグングンと深まっています。

その光景はまるで毎日、未明に誰かがこっそりと丹念に
絵筆で色を塗り重ねてくれているかのように見事なまでの鮮やかさ。

数日前と昨日、そして昨日と今日ではあきらかに異なる木々の色が、
深まりゆく秋をどうだ!と胸を張って自慢しているかのようです。

世間で何が起ころうと、日本の景気がどうなろうと季節は巡り、
暦の上で立冬を過ぎた以上、ちゃんと見事に冬支度が整う次第。

そんな自然環境に遅れつつ、先週末にやっとこさ衣替え完了の
我が家ですが、毎度、痛感するのはとにもかくにも衣服の多さです。

それゆえにいつの頃からか、衣替えイコール不要在庫点検チャンス
と言う仕様では有りますが、言うは易く行うは難し。

旦那の不要な衣服への指摘は実に簡単ですが、自分のものは難題。
結局、大半は手放せず、さりとて袖も通さず、出しては戻すの繰り返し。

もったいない!とそうはいっても箪笥の肥!という板ばさみに
グッタリ疲れる恒例行事はどちらさまでも同じなのでしょうか?

自然界のような滑らかな季節の移り変わりを見習いたいと願いながら
その実態は遠く及ばず、どうも抜本的な改革が問われていることは
薄々感じつつ、先延ばし。業界筋のどなたか、妙案ありませんか?

2008年11月10日月曜日

しっかりと相手に届く声で<はい!>


俗にいう、蚊のなくような頼りない声では返事をしたことにはなりません。相手の耳に届く声の大きさを意識し、さらに感じの良さをその声に込めようとしたら、ちょっとは練習しないと難しいように思えますが、、、。

2008年11月7日金曜日

いつでも、どこでも自分から!


実るほど頭を垂れる稲穂かな!の言葉通り、立派な人ほど挨拶は素早く、感じ良く、しかも自分から。その結果、立派な人になれたのか。立派な人だから出来るのか、さて、どっちでしょう?

2008年11月5日水曜日

窓を開け、陽射しを浴びて深呼吸!


朝の陽差しを浴び、新鮮な空気を吸い込むことで、頭も身体も清々しく、気持ちよく目覚めるワケで、やらない手はない養生訓のひとつ。ちなみに雨でも曇っていてもちゃんと太陽の陽射しは注がれておりますのでご安心を!

2008年11月3日月曜日

嘘も貫けば真実!


正義感に燃えていた若かりし頃はこういう発想に腹立たしさすら覚えたものです。でも、そんなこといったって、知らないほうが幸せってことも世の中にはままあります。嘘から出た誠なんて言い方もあるくらいですからね!

2008年10月31日金曜日

悩ましいDM

我が事ながら、多少のクセ毛であることに気づいたのは案外、最近。
加齢と共に白髪は増えるし、髪質の衰えは気にかかるし、
そこへ加えて生来のクセからのよじれがまとまりにくさを助長。

なんとかしたい!と思うことは数多くありますが、その中でも
かなりプライオリティの高い課題のひとつです。

そこでこの改善への要求やら期待を行きつけの美容室に
投げかけているのですが、どうも上手くコミュニケーションが
取れないまま、かれこれ2,3年が経過しております。

この際、思い切って、美容室、変えようかなっ!と思うのですが、
コレが意外に難しい課題であることはご承知の通り。

それなりの歳月を共有してきた、馴染みのお店には安心感もあれば、
気楽さもあり、見知らぬお店を訪ねるのは正直、億劫です。

そんな訳で先日もいつものお店で久々にメッシュにカラーリング。
毎度の事ながら、数日後にはサンキューレターが届きます。

固定客確保のための地道な努力なのですが、毎回、若いスタッフが
何を書くか!と悩んでいる様子が手に取るようにわかるので愉快です。

とりわけ、今回の文面はかなりの手強さ。「ご来店ありがとうございます。
メッシュもいい感じになりましたね。いつもと違い、カッコイイ水谷さんに
なったのでよかったです。またお待ちしています。」とのこと。

そんなつもりじゃないと思いますが、、、、たわいのない文章表現の
ミスなのだとも思いますが、、、、でも一瞬、悪かったね、いつもは
かっこ悪くて!と毒づきたくなったのも事実です。
せっかくの努力がこれでは裏目。経営者に言うか、言うまいか。悩む。

知らないことはあって当たり前!


人生、どれだけ生きても知っていることより、知らないことのほうが多いはず。とならば、知らないことはあって当然と開き直るおおらかさがほしい。但し、知らないとわかった以上は自分で調べるクセ付けを!

2008年10月29日水曜日

気に障るのは些細なこと!


個人の人生観や死生観など、かなり高尚な次元において誰かの言動が気になることはめったにありません!それは個人の自由としかと認識しているから。となれば、やたら気に障る他人の言動とは実は些細な低次元のこと。それでもやはり気にし続けることを選択しますか?

2008年10月27日月曜日

たのしかったら笑う、習慣から!


ニコニコといつも朗らかな態度は努力なしで身につかぬことを多くの人は知っています。故に人望が築かれます。穏やかでありたいという信念とその実践継続のためには、まずはたのしい!と思ったら素直に笑う習慣の獲得から。

2008年10月26日日曜日

イヌが教えるお金持ちになるための智恵

相変わらず、外食比率の高い我が家ですが、夫婦2人して
サラリーマン時代であった頃に比べると内容は相当、変化しました。

かつてはほとんど毎日、会社帰りにどこかで外食。
仕事の延長線上もあれば、作るのがメンドウ!だから居酒屋ゴハン。
勢い、せめて休日くらいはおうちゴハンという按配でしたが
今や基本はおうちゴハン。時々、外でちょっと贅沢、美味しい外食。

雑誌のテーマみたいに丁寧な暮らし方に向けて衣食住の
気持ち良さを見直す上ではもってこいのタイミングかも知れません。

そういえば、外ごはんで毎回、精算時に気持ち良さを
体感させてくださるのが、予約が取れない銀閣寺の某名店です。

そこではお釣りで頂くお金がいつもピカピカ!
お札も小銭も驚くほどきれいで、とても気持ちが良いのです。
初めの頃はたまたま新札なのだろうとさして気にも留めませんでしたが
通い始めて数年。いつもいつもきれいなお釣り。

ある時、良く見たらそれなりに古い年号の硬貨もピカピカ。
つまり、何らかの手入れをしている!ということにやっと気付きました。

その価値は変わらないけれど、きれいな硬貨は手元に残しておきたい
気持ちになるから不思議です。

よくお金だって大切にしてくれる人の元に集まると申しますが、
気持ちの良い暮らし方や生き方に向けて、お金のみならず見直さなければ
ならないことがものすごく沢山ありそうな気配の我が家です。

さて、今回の1冊は【イヌが教えるお金持ちになるための智恵】
著者はボード・シェーファー  発行は草思社  2001年1月初版
定価税別1400円

2008年10月25日土曜日

ゆるやかな挑戦体質

年に1度の健康診断の予定日が近づいてまいりました。
会社員時代の名残のままに、だいたい11月初旬に決行です。

そういえば、昨年は中性脂肪がいささか気がかりな数値を見せ、
年の瀬の反省期間を経て、年明けから休肝日への挑戦を始めました。

考えてみれば、長いサラリーマン時代は常にお酒の彩がつきまとう
歴史模様であり、飲まない日がほとんど記憶にないという有様。

接待に宴会に何某かの行事に、個人的なお付き合い等々、
1年365日、外でも家でも実に良く飲みました。しかも沢山!

おかげさまでアルコールなら何でもOKの体質に相成りましたが、
そろそろ身体をいたわりたい年頃でもあります。

そこで今年の1月から週1日の休肝日を決行。翌2月はさらに1日プラス。
つまり月5日の休肝日を実行。3月は6日、4月は7日という具合に
毎月1日ずつプラスして、なんと今月は13日の休肝日をまもなく達成。
飲まない日はきちんと手帳に記録して、それを眺めてはニンマリ。

おかげさまで毎月、目標を達成する楽しみにも目覚めましたが
こうまでしないとつい飲んじゃう体質の根本改善には、今少し時間が
かかりそうな気配です!

ちなみに今年度の手帳にはありとあらゆる挑戦の記録が目白押し
それが進捗管理兼、意欲の源でもあるのですが、
ジョギングの記録、ストレッチの記録、ゴルフのラウンドやスコアや
さらには練習の記録、体重、体脂肪の記録に、ノンアルコールの記録等など。

きっちり管理も度が過ぎれば行過ぎた管理。
なんとかきっちりのやや手前あたりで漂いながら、ゆるやかな挑戦体質を
維持し続けたいと願う昨今です。

2008年10月24日金曜日

ひとりを慎む

最近、ようやく少しわかりかけてきたもののひとつに<心根>
というものがあります。別の言い方をすれば、心構えとか、姿勢とか、
あるいは本性、もしかしたら志もここが根っこかも。

そんなもの!どうでもいいじゃないか!と思うのははなはだ乏しい
認識の露呈に他ならず、大元の考え方がどういう具合なのかは
実り多い人生を願うならば、断じて軽視できない重要課題です。

しかし、そういうことだったのか!と気づくのはそれなりの人生経験や
失敗やらを重ねた結果のご褒美みたいなもので、時には年齢的には
資格十分なのに気づけないということもあるようなので油断大敵です。

さて、そもそもの心根や心構えみたいなものが隠し立てできずに
はっきりと見えてしまうのは、自分一人の時間ではないでしょうか?

誰もいない自分だけの空間や時間の過ごし方には
嘘偽りの無い本当の自分が無防備な本性をさらけ出すようです。

恥ずかしながら、その昔、独身の頃の私はインスタントラーメンをなぜ、
鍋のまま食べちゃいけないのかわからないと考えていました。

愚かにもそのほうが洗い物がひとつで済むから合理的と考え、
それがさも進歩的と錯覚していたような気がします。
おかげで誰も見ていなければ、平気でそうするということになります。

時々、ひとりの過ごし方を冷静に観察してみませんか?

そしてそれが我ながら、惚れ惚れするようなものであるように
一人の時間こそを慎む!という決意と覚悟と実践は、自分を磨き、
自分を好きになり、自分に自信を持つための最強の軌道のようです

出したら直す、元の場所


様々な行動習慣の中で、整理整頓の基本がこのあたりでしょうか。元の状態に戻すという行為の中には次の人への視点の有無が問われています。自分本位は押しなべて片づけが苦手、、、ウーーン、我ながら耳が痛い。

2008年10月22日水曜日

思わず嬉しくなるような<はい!>の返球


いつ、どこで、誰に呼ばれても、呼んだ方が嬉しくなるような返事を返していますか?否、返そうと努めていますか?相手の立場になってみれば、この価値の重さがしみじみとわかるはず。返事ひとつで嬉しさを創造しましょう。

2008年10月20日月曜日

挨拶に心を込めて!笑顔を添えて


出会えて嬉しい気持ちを伝えたい挨拶ならば、心からの笑顔で目いっぱいソレを表現したい。不機嫌な仏頂面なら、その挨拶が裏目になっていることにどうか1日も早く気付いて頂きたいと心から願うしかない。

2008年10月17日金曜日

朝、起きたら、ただちに窓を開ける!


部屋の換気と共に朝の日差しを浴びることが体内時計のリセットのために必要。365日、夏も冬も大切な日課と心得て、勢い良く実行あるのみ

2008年10月15日水曜日

価値あるものはみんなタダ!


さわやかな風、陽の光、穏やかな恵みの雨に暖かい励ましの言葉!ただ見守ってくれている優しい眼差し、どれほど価値の高いものを無料で手にしてきたのか。そんなことをせめて半年に1回くらいはしみじみ考えましょう!

2008年10月14日火曜日

京都文化企画室のPR

NPO法人・京都文化企画室では京都の伝統文化の発展、継承のため
お茶の体験や着物の着付け、あるいはその着物姿で日本舞踊を習ってみる
というような、体験教室をとても手頃な価格で展開しています。

基本的にはホームページをご覧頂き、事前にお申し込み頂いた上で、
銀閣寺に程近い絶好のロケーションにお運び頂いて体験!
という段取りになりますが、中学高校生などに向けては
総合学習の一環として学校に出向いて授業形式でも実施しています。

昨今は海外から京都に一定期間滞在される外国人の体験者も多く、
ホテルや旅館とのジョイント企画として需要はさらに拡大しそうです。

そんな京都文化企画室・理事として運営に関わって、早やいもので丸3年。
毎年秋の会員対象の恒例行事の企画運営にもようやく慣れてまいりました。

ちなみに初年度は紅葉のはしりの青蓮院でライトアップされた庭園を
眺めながら茂山七五三さんから狂言を学び、舞を楽しむ会。

昨年は南禅寺が管理されている非公開の大寧軒で茶人藪ノ内紹智作の
庭園を楽しみながら本格的なお茶席に瓢亭オリジナルのお弁当を賞味。

そして今年は世界文化遺産の下鴨神社で一般参拝が終了した夕刻
5時半以降を貸切らせて頂いて、今や超売れっ子の平安雅楽会の演奏と
西川充の舞と呈茶の夕べが実現しました。

こうして、あらためて振り返ってみると、手前味噌ながらも
それなりに結構凄い内容だとしみじみ思うのですが、、、。

そこで京都流の皆さんにも、会員勧誘!まもなく2009年度の
会員募集の頃合ですので、その節は何卒、前向きなご検討を!

2008年10月13日月曜日

何があっても気持ちは<エイ>っと朗らかに!


人生いろいろありますが、この世のことはこの世で終わります。

つまり、喉元過ぎれば暑さを忘れるがごとしで、どこかで<なんとかなるさ>と開き直るおおらかさが必要です。そこで気分を変える、魔法の言葉が<エイ!>

2008年10月10日金曜日

好き嫌いは全てに通ず!


食べ物の好き嫌いは対人関係の好き嫌いに比例します。

栄養の偏りが健康のアンバランスを生み出すように人の好き嫌いは人格、ひいては人生のアンバランスに関わる重大事。まずは食わず嫌いからの脱却をめざしましょう。

2008年10月8日水曜日

偉そうにすれば、愚かに向かう


弱い犬ほどよく吠える!の通り、中身がたいしたことが無いととかく威張りたがる傾向が人間にもあるようです。なんとなく態度が偉そう!というのははっきり言って、愚か者の方向に進みはじめた証拠。偉そうにしちゃ、ダメ。

2008年10月7日火曜日

覚悟もあらたに、記憶より記録

今年も大阪のとある企業で恒例の内定式に参上し、1年の早さに
驚愕した半日を過ごして、それから早やくも1週間経過。

さらに半年後、このメンバーとは松山の研修センターで再会することに
なるのですが、このパターンがいつ頃から始まったのかと問われると
実にあやふやな記憶しかありません。

手元に残る、内定式の講演レジュメのパソコンコンデーターは2003年から。
ということは5年目なのでしょうか。いや、もうチョイ前かな?

まあ、それが是が非でも知りたいわけでもなく、ないから困るわけでもなく、
出会いの頃からお世話になっている先方のご担当者ともなんとなく、
適当に長いご縁を自覚しあってお茶を濁して良しとしております。

ただ、時折、人生!好奇心の塊みたいな社会人の卵から、直球で質問され
即答できずに、うろたえる折になんだかいい加減な生き様を晒しているような気がして、
フト猛烈に反省モードに突入は致します。

しかし、わからないものは仕方ない。覚えていないのだからしょうがない。
どうしてもって言うなら、本気で遡ってみますけど、、、みたいな開き直りが
貫禄なのか、悪あがきなのかももはや判別しがたい有様です。

ところがまったく別の作業の関連で、過去の講演ノートをめくっていたら
唐突に1999年、大阪丸ビルで同社内定式の記録が書き留めてありました。

つまり5年どころか、足掛け10年。いやはや、記憶はこうまで曖昧とは。

<記憶より記録>は我が定番語録のひとつなのに、情けないことこの上なし。
ここは大いに反省して姿勢建て直しに邁進いたします。

2008年10月6日月曜日

グズグズせずにとっととやる


絶好のタイミングに気がつくものだとするならば、四の五の言わずに取り掛からなければ、時期は逃げてゆく次第。その一瞬が生死を分けるようなことに遭遇することは稀ですが、チャンスを掴みたいなら身につけたい体質です。

2008年10月5日日曜日

雅楽・時空を超えた遙かな調べ

読書の秋を迎えて、どちら様もきっといつもよりは文字に触れる機会が
多くなりそうな頃合でしょうか。特に今日のようなシトシト雨の休日は
休養も兼ねて、ジックリ何かに読みふけりたい気分です

ですが、当方は来週、本番を迎える、年に1度のNPO法人の催しの
細かな裏方的作業やら、段取りの詰めに朝から追われております。

その傍ら、そのイベントのメインテーマである<雅楽>に関して、
司会進行役という立場上、知識の俄か繕いを余儀なくされ、いささか
専門的な香りのする書物と唸り声を上げつつ、格闘をしております。

漢字の読み方ひとつも、丁寧に振ってあるルビがなければお手上げ状態
ですが、切羽詰ればこその悪あがきも、ある意味、悪くはありません。
とにかくこんな機会がなければ、絶対に手にしない1冊との出会いです。

お力添えを頂く、京方雅楽の平安雅楽会の皆さんとも今回の企画が
ご縁でお目にかかり、なんとも多忙な日々でいらっしゃることに驚きです。

とにかくあちらこちらから演奏依頼が引きもきらず、その賑わいたるや
雅楽が貴族のたしなみとして書や和歌と肩を並べた平安時代さながら、、、。
枕草紙の<うらやましげなるもの>の段に、王朝人がうらやましく思うものとして
『書に堪能で、和歌の才能に恵まれ、琴や笛も修練している』とある通り。

本年が源氏物語千年紀という年度であることも大いなる拍車でしょうか。
11月1日の国立国際会館では天皇陛下をお迎えしての晴れ舞台とか。

現在、私が格闘中の1冊は当NPO理事長から拝借中の代物ですが、
本の帯びには<光源氏が愛した雅楽の世界>とあります。
タイトルは、【雅楽】時空を超えた遙かな調べ
著者は鳥居本幸代氏   発行は株式会社春秋社 定価税別2500円

2008年10月3日金曜日

神速応答、返事は<はい!>


シンソクオウトウと読みます。まるで神業みたいに素早く反応を返すことが返事をする上ではとても重要。なぜなら、間の抜けた返事はやる気のなさの象徴。

2008年10月1日水曜日

挨拶は聞こえてはじめて意味を為す!


ボソボソと独り言みたいに小さな声やうつむいたままで相手の顔も見ないような行為は、残念ながら世間では、<挨拶>と認められていない!ということを知っておきましょう。

2008年9月30日火曜日

芸術の秋、礼賛

昨日、北山の京都コンサートホールで2つのイベントが重なり、
移動が館内だけという便利さは雨模様の中、本当にラッキーでしたが
何よりの幸運は芸術の秋にふさわしい音楽鑑賞を楽しめたことでした。

ご存知の方にとっては、何を今更なのでしょうが、
京都フィルハーモニー室内合奏団の演奏は実にたのしく感動的。

曲目のわかりやすい紹介もステキなら、思いがけない道具を使った
演奏上の工夫も見事。どの曲もハッとするほどおもしろい。

だいたいクラッシックといわれると、なんとなく知っているけれど、
誰の何という曲かと問われたら、うっと即答できないものばかり。

どうやら苦手意識の方が勝手にどんどん先行して食わず嫌いモードの
クラッシク音楽の心地よさに一気に開眼!というひと時となりました。

時間の関係で前半しか拝聴できなかったことが超、悔やまれますが
あらためて昨日のパンフを眺めてみると、特定非営利活動法人として
<クオリティは高く、ステージは楽しく>というポリシーが掲げられており、
まさにその心意気のままの舞台であったことに一層、感動しちゃいました。

1972年の結成以来、活動の柱とされている学校音楽鑑賞会では、
36年間に延べ2,600校、110万人以上の子供たちに
楽しい音楽を届けて来られたそうです。

また、2004年からは京都府内の小学校約260校すべてを訪問され、
ナマの音楽を届ける活動などを通して聴衆の育成拡大に取り組まれています。

おかげさまでともするとスポーツの秋一辺倒になりがちな生活に
ほのかに格調高い芸術の香りが漂うことは誠に嬉しい限りです。

2008年9月29日月曜日

目覚まし時計は起きてから、見る!


せっかく目が覚めたのに、時計を見てまだ時間に余裕ありと寝なおすことがままあります。

この習慣がナント怠け心の栄養剤だとか。そこで目覚まし時計はとにかく、起きてしまってから見るようにすればいいことに気付きます。

2008年9月28日日曜日

仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか

今回、おすすめの1冊はタイトルからしてかなり断定的
かつ挑戦的モードなので、日頃から筋肉なんて言葉と縁遠い方や
運動嫌いな方には即、敬遠したい!と思われそうではあります。

しかし、いわゆるトレーニングのメニュー本ではなく、むしろ筋トレを
ひとつの切り口にしながら体力を鍛えることが精神力の強化にも
つながることから、このタイトルになったように思えます。

健康管理と意思管理があってこそ、仕事もできますよね!という視点は
ある意味、おっしゃる通りでもあります。

しかもここ1週間くらいの社会現象として、突如、青果売り場を
襲ったバナナの売り切れ実態を目の当たりにしますと、いつぞやの
納豆ダイエットの再来はまぬがれず、現代社会に生きる大人達の手の
つけられない本音が見事に露呈されてしまった観があります。

とにかく楽して痩せたい、好きなものがまんしなくていい、
朝、バナナを食べるだけで痩せる!マスコミの影響力を今更、云々かんぬん
するつもりはありませんが、なんだか、こうまでお粗末に扇動されて
良いのかと我が身の反省もふまえて、切実に考え込んでしまいます。

自らの健康管理責任者としての自覚はどこに置き忘れたのか?と
今は亡き人生幸朗氏がお元気なら叱ってくださるのでしょうけれど、、、。

という訳で、運動の必要性やら方向性に関してあらためて姿勢を
正すべきではありませんか?という耳の痛い提唱です。

著者:山本ケイイチ氏   発行:幻冬舎
定価740円税別

2008年9月27日土曜日

今年はまもなく、見納めへ

京都流のおかげで宇治川の鵜飼いに、この夏初めて伺いました。
親族一同で、船を貸切り、ビールやお寿司を持ち込んでの遠足気分。
なんと実家からは車で10分くらいの距離ですが、揃いも揃って初体験。

ところが当日は朝から雨。しかも今年流行のゲリラ豪雨チック。
故に何度も電話で問い合わせながらのハラハラドキドキ体験。

有難いことに日も暮れて乗船の頃合にはピタリと雨が止み、
鵜飼いのパフォーマンスが終了するまでこの奇跡が持続しました。

驚いたことに鵜飼い終了直後に雨が降り出し、あまりの演出に
我が家のみならず、多くの観光客から奇声があがるおまけつき。

そもそも最も歴史が古いのが宇治川の鵜飼いであることや、
かなりの至近距離でパフォーマンスを見られることや、
また宇治駅からのアクセスが非常に良いことや
宇治川の鵜飼いは思いがけず掘り出し物の絶品の気配です。

見るからに職人気質で難しそうな雰囲気漂う船頭さんの
おしゃべりも意外な楽しみの一つ。
<うなぎ>という名前は、実は鵜が捕獲するのに難儀するところから
<う、なんぎ>がもじってついた名前だそうで、真偽のほどは
定かではありませんが、妙に納得していたら、続けて『鵜呑み』
なんて言葉の解説もあり、どこまでがホントなのかネタなのか。

何より、鵜がかわいい!今年の鵜飼いは確か明日、28日が最終日?
もし空きがあれば、駆け込みの体験、いかがですか?

2008年9月26日金曜日

ささやかさを喜べる体質に!


およそ似合わない物言いで恐縮ですが、案外、内心はこんなことを真摯に考えたりしております。

だって、なにがどうして今日も健康なのか、あるいは無事に目が覚めたのかは全ては自分の力ではないのですから、、、謙虚さを大切に、!

2008年9月25日木曜日

曖昧さの尺度に物思う秋

仲秋の名月が脇役の9月初旬の週末、格調高く横笛コンサートに参加しました。
ここしばらくはその様子が写真紹介もされていますね。
京都流のおかげで、この夏は生まれて初めて宇治の鵜飼いに家族でお邪魔し、
今回は仕事の仲間数名で古の風情溢れる企画を楽しませていただきました。

舞台は我が家の近所の梨木神社さん。このため終了後は我が家で宴会という
段取りもあり、私自身の鑑賞は早めに切り上げて、宴会準備の腹積もりでした。

が、いろいろな状況から途中で席を立てず、最後まで鑑賞。
結果的にはとても有意義で非日常的なひと時を味あわせて頂きました。

さて、横笛の余韻が嬉しい宴たけなわ。その横笛の感想披露の流れとなり、
参加者5名が横笛鑑賞初体験ならではの本音トークが飛び交いました。

あえて念を押す必要も無いことですが、全員が横笛に関する知識もなければ、
体験もなく、つまり造詣ゼロの素人集団。
故に演奏に関する評価など出来る立場ではありませんが、至って素朴な好き嫌い
レベルの感想が見事に全員同じであり、これには誰もがビックリ仰天。

それは上手下手への審判的視点ではなく、ただ耳にした音色が、聞き手の心に
語りかけたであろう何かへの曖昧な感想でしかない分、一層不思議な気分です。

考えてみれば、なんとなくという感想の内側にある、微妙な想いを事細かく
他者と共有化することなど、普段は稀なことではないでしょうか。

しかも、はからずも皆、見事に同じ感想とは、年齢も性別も人生経験も
かなり異なる面々だけに驚きは深まるばかりの夜でした。

人の心が感じる力という曖昧なものが、どうやら決して曖昧ではない
ということをこの夏の合唱コンクールの結果に続けて、またぞろ突き
つけられた気分です。そこにある何かを見極めたくなるのは物思う秋だからでしょうか。

2008年9月24日水曜日

1日1回は鏡に向かって<い>!


笑うことの重要性は医学的にも相当認められていますが、顔の筋肉の記憶を絶やさず、継続させるためには鏡に向き合うタイミングでは必ず、<い>と口角をあげて笑顔を作ります。

今日出来ることは明日も可能、毎日必修。

2008年9月22日月曜日

スポーツ、礼賛

早いもので7年間、連続出場している、とあるゴルフ大会の様子が
明日、お昼頃にBSのどこかで放映されます。

ここでその詳細をご紹介しないのはおそらく私の勇姿は出てこないという予測と
万が一映っていたとしたら、観賞に耐えないという謙虚な判断からです。
がしかし、ゴルフがお好きな場合、あるいはお暇な場合には1時間ほど
ご覧頂いても祭日の一興かとささやかに不透明にご案内申し上げます。

おかげさまで7年前と今ではさすがに多少は腕前も進歩し、今回の成績は
昨年同様の12位でしたが、スコア上は11位タイ。しかも予選ではかなり差を
つけられたチームと同スコアの結果と相成りましたので、善戦と自画自賛。

ちなみに予選と決勝ではティーグラウンドが異なり、基本的に距離が
長くなるため難しさがアップしますが、それでも上手な人は上手なのがゴルフ。

運も実力の内といいますが、ことゴルフに関しては、運は運。
実力は実力というのが長年のキャリアに伴う実感です。

ビックリするようなナイスショットは何度も続きはしませんし、
油断すればたった20センチのパターをはずすこともあります。
つまり、18ホールをまわったら、見事に実力が出ます。アマチュアであれば
尚のこと、実力が結果に出るからこそ、おもしろいのかもしれません。
おかげさまでゴルフを始めて、すでに30年近くになりますが、昔は練習嫌いを
理由に一向に上達しないことに胸を張っているオバカゴルファーでした。
今は練習もせずに上達しないのは当たり前と謙虚に深く反省し、まじめに練習場に
通う立派でまともなゴルファーの端くれです。

ゴルフのみならず、これからはスポーツに絶好のシーズン。
なので、しっかり身体を動かして、いい汗かきたいですね。

嬉しいことは素直に信じよう!


優しい言葉に素直に喜ばず、戸惑うのは、警戒心からか、疑心なのか。

それとも自信喪失の故なのか、、、よくわかりませんが、気持ちが嬉しいと感じたことは素直に受け入れるクセ付けって案外、大切かもしれません。

2008年9月21日日曜日

人生は勉強より「世渡り力」だ!

あくまでも個人的な見解ですが、今回ご紹介する一冊はこのタイトルが素晴らしいじゃないか!としみじみ思っております。

当然のことですが、そりゃ勉強は出来ないよりは出来たほうが絶対良いに決まっております。それなりの人生を生きていくためには至極、当たり前の話です。
とは言え、年収数千万とか、一流企業に君臨される一流大学卒の学歴なんぞをこれ見よがしに披露されると素直にパチパチできないのも本音です。

勉強なんて、ナンボのもんじゃという威勢のよさが、詰まるところ、負け惜しみの遠吠えにしか聞こえないのが一層、腹立たしさを煽り立てます。

どうやら、心のどこかではやっぱり、勉強と思っているのでしょうか。

社会に出てしまった後で折に触れ、しみじみ悔やむことのひとつが
学生時代の勉強不足という方も案外多いような気もいたします。

学力だけじゃないのよと口ではいいながら、でも気持ちのどこかにひっかかるささやかな劣等感らしき塊は、今もって我が身の中にも存在しております。

そんな何ともメンドウな気分を実にバッサリ、スッキリ、痛快に吹き飛ばしてくれるのが、今回の著者の経験に基づく説得力の凄さでしょうか。

ご自身の人生体験をあっけらかんとさらけ出しながら、人生を前向きにおおらかに生き抜くための大切なことは決して学校の勉強だけでは学べないのだ。
その当たり前のことを忘れちゃいかんぞ!という教えの連続技が痛快です。

著者・岡野雅行氏   発行・青春出版社の青春新書
定価税別・750円

2008年9月20日土曜日

プライドの底にある気分の威力

タッチパネルのかっこよさとブランドの魅力としかも、なかなか入手困難という前評判に突き動かされて、衝動的に購入を決意したプラダの携帯。

おかげさまでようやく使い慣れてきた今日この頃ですが、さすがにまだ同じものをお使いになっている方とは出会うことがなく、本当に人気が高かったのか、生産台数そのものが少なかったのかは、どうも怪しい気がいたします。

とはいえ、気に入っているのは事実で、仕事やプライベートにあって、必要不可欠な存在に大人のおもちゃ感覚が加味され、まさにこだわりの一品領域。

手持ち無沙汰な折には、便利かつ都合の良い代物として重宝しております。

この感覚はEXカードで新幹線を利用し、座席の検札時にあの座席チケットを差し出す優越感と似たものがあります。

料金的に大きな差がある訳ではなく、新幹線のチケットを携帯で購入し、座席指定をして、カードで自動改札を通ってその際、受け取るチケットがなんとなく時代の最先端チックな喜び!らしき感覚です。

このあたりは我ながら実に安っぽいプライドの高さとして、かねてより自己嫌悪の対象課題ではありますが、三つ子の魂百まで!でいくつになっても如何ともし難い困った性分のひとつといえそうです。

ただ、こうした顧客心理が市場を動かす起爆剤であるのも一方の真実。すべてはマーケティングプランナーの思う壺とは知りつつも理屈ではなく、気分が財布を動かすのも事実とあらためて思い至ります。

気分とどう向き合うかは、いつの時代にあっても本質的なテーマであることを忘れないでおこう!携帯を眺めるたびに思い起こす昨今です。

2008年9月19日金曜日

知ったかぶりはマイナス貯金


ある程度の立場やキャリアになるとなぜか知ったかぶりをしたがる傾向が人にはあります。

ところが知らないくせに!という真実はたいてい見抜かれており、器の小さい人間としてマイナス評価の積み立てになるだけ、早急に修正を!

2008年9月18日木曜日

事実はまったく小説よりおもしろい!

とある中学、高校で日常のマナーに関する講義を引き受けてすでに3年目。
7月末には1学期最後のイベントとして合唱コンクールにも参加。

こちらは恒例行事ですが、今回は合唱のみならず、マナーが審査対象になり、
歌声とは別審査で学年ごとにベストマナー賞を選考することになりました。

マナー審査のポイントは大きく4つ。まず舞台までの歩き方や姿勢。次に舞台上での正しい姿勢、顔つき。さらにしっかりと口をあけて歌っているどうか。そして最後は他のクラスの発表を聞くときの正しい座り方の姿勢や態度。

すべてはこれまでの授業で手を変え、品を変えて伝えてきたことではありますが、果たしてどのくらいの成果が見られるのか。ちょっとドキドキ!

迎えた当日、そこで見たものは実に凛として、気持ちの良いマナーの連続技。
講堂に集合した、騒ぎたい盛りの生徒達の様子は普段とはまるで違います。

これがコンクールの為せる技かとあらためて感心しつつ、それにしても本当はやればできるのだということをガツンと見せ付けられて、実に複雑な心境。

甲乙つけがたい事態の中、それでも先のポイント別に4段階ほどの評価基準を設け、それを数値化して最高点数で各学年のベストマナー選出と致しました。

別室では某大学の音楽の教授が学年毎に合唱のベスト1を選考。
その結果は個別に審査したにも関わらず、各学年ともに2つの賞を
同じクラスが獲得するという思いがけない事態となりました。
マナー賞が増えた分、受賞クラスが分散すれば、生徒も喜ぶ等という、
ちっぽけな思惑が吹き飛ばされた出来事です。

このことが何を語るかは言わずもがな。その伝播の一翼を担う立場にあって、
あらためて背中をピシャリと叩かれたような爽快さにただ胸がいっぱいでした。

2008年9月17日水曜日

気がついたら、すぐに動く


気がつくということは、実は機が熟したという意味でもあります。

つまり、何かを行うに当ってちょうど良いタイミングに<気がつく>という自然の摂理を知っていれば、気付いたら即、動くということになるはずですね。

2008年9月16日火曜日

漢字に向き合う重要性

ここ数年の研修会でメインテーマに関わらず、必ず取り入れている
課題のひとつに<漢字力低下への気付き>があります。

なんでもないような漢字でも、いざとなったら書けない!という事態に
そろそろ危機感を持って、まずはしっかりと自覚しましょう!
という穏やかな提案モードで当初はスタートしましたが、
その背景にあるのは<漢字力低下>がもたらす深刻な事態への懸念です。

そもそも漢字が書けないという事態が、なぜいけないのか?

おそらく書けなくなった最大の理由はパソコンの普及ですが、変換すれば、選択できるため、さして不自由も感じなければ、問題意識もないのが実情です。
ある意味、書けないと自覚すること自体がいたって難しいことかも知れません。

ところが私たちのコミュニケーションをよくよく分解してみると、
お互い様の言葉を頭の中で受け止めるときに、漢字に置き換えて意味を理解するというプロセスがあることに気づきます。

事実、音だけ聞いたのでは意味がわからない言葉が沢山、存在しますね。

そこで前後の文脈から考え、頭の中で適切な漢字に置き換えて理解する。
そんな作業を当たり前のこととして繰り返し行っています。
優しいのか、易しいのかで意味はずい分、異なります。
硬いのか、堅いのか、固いのか、難いのか?これらを平仮名やカタカナで思い浮かべていたのではいったい何が言いたいのかがわからなくなります。

漢字力低下の不安はまさにここに集約されはしないでしょうか?
書けなくても支障なしという解釈はとんでもなく軽率なのかもしれません。
まずはメモ書きひとつもできる限り漢字で書く!ここは実践あるのみです。

2008年9月15日月曜日

返事は<はい!>と元気いっぱい


いつ如何なる時にも返事は《はい》と覚悟を決めていますか?

たかが、返事くらいと思っているうちに思うようにならない人生の歯車が回り始めたりします。

2008年9月14日日曜日

神社のしきたり

7月に実施された京都迎賓館の一般拝観は例によって事前に往復はがきで申し込み、抽選という仕組みでした。そこで我が家も7月の某日を全面的に空けて、
いそいそと申し込み。しかも我が家だけでは心もとないので保険的に実家にも妹にもお願いをして、何通か応募いたしましたが、なんと見事に全員はずれ!

いったいどのくらいの応募があったのか、そもそもどういう規模での募集なのかも全く不透明ながら、地元、かつご近所ゆえに悔しさひとしお!

ただ、源氏物語千年紀の今年はタイミングが悪すぎたきらいはあります。
日頃はそんなに混雑していない、近所の盧山寺さんも今年は真夏猛暑関係なく、
連日、観光客で大賑わい。
この時期にこんな調子であれば、秋を迎える頃の京都の神社仏閣はおそらく、
とんでもないことになりそうと他人事ながら頭を悩ませておりました。

さて、神社といえば、鳥居の両脇、あるいは拝殿の両脇に狛犬がいます。

狛犬なのでどこでも犬かというと決してそうではありませんね。
たとえば、京都御所の西に位置する護王神社は猪が神獣として狛犬の役割を担っています。また北の天満宮は牛が狛犬。大豊神社はねずみ。

有名なところではお稲荷さんは狐ですが、こんなふうにして、京都の神社には実は12支の狛犬が存在するらしいのです。何年も前に聞いた話ながら、未だにその真偽は定かではありませんが、いかにも京都ならば有りそうなお話です。

その答えがもしや紹介されているかも?と手にした1冊が本日のおすすめの
<神社のしきたり>です。わかっているようで、まったくもって不透明な
用語や手順などがどれほどあるのかと、あらためて驚くばかりです。
発行は2007年・11月8日、角川マガジンズ 税別1300円
著者は浦山明俊氏

2008年9月12日金曜日

元気な挨拶、信頼の基本!


挨拶は人間が生み出した文化、お互いの快適を願う心が形を育んできた。
明るく元気がその基本だが、これが信頼の近道とは実はあまり知られていない。

2008年9月11日木曜日

消えてゆく景色の瞬間

もはや懐かしい、この夏の猛暑の休日、久しぶりに<新婚さんいらっしゃい>と<アタック21>という長寿番組の2本立てをたのしく眺めていましたら、ちょっとしたビックリに遭遇いたしました。

ひとつめは<新婚さんいらっしゃい>のおなじみゲーム<ペアマッチ>がまったく別のゲームに変わってしまっていてビックリ!という実に他愛無いもの。
おかげさまで、<ペアマッチ>が好きだったことをあらためて自覚しました。

さてもうひとつは出場者全員がたまたま30代の<アタック21>という
クイズ番組でのビックリするような珍回答の出現とソレゆえの気付き。

『朝顔につるべ取られて、、、さてこの続きは?』という有名な俳句の出題に、全員が首を傾げて思案顔。それだけでも正直、びっくりなのに、ようやく意を決した緑枠の女性出場者が『こうべたれ』とお答えになりました。
<恐らくは実るほど頭を垂れる稲穂かなとの混同しての珍答かと、、、>
これには司会者の児玉清氏も思わず、<はあ?>と語気強く、軽蔑の反応。
ばつの悪そうな回答者の表情アップの下に正解の<もらひ水>というテロップが流れ、なんだか力が抜けてゆくような驚きを頂きました。

さらにもう1問。<人が沢山、行列を成す様子をある生き物にたとえて、何の列をなすという?>ここでまた全員の顔にありありと?マーク。
今度は白枠の男性出場者がパッと閃いた様子で元気よく<ありの列>と回答。

今度も司会の児玉さんの(またかよ!)という表情が楽しく、しかも上から目線の『そんなふうに言うの?』という諭し方もなかなかドスが効いていました。

正解は<長蛇の列>。でも回答者は皆、ふーん!とどこ吹く風の無関心反応。

言葉は時代と共に変化すると言いますが、これがまさにその瞬間の断片だったのでしょうか?ビックリの正体はどうやら笑い事では済まされない気配です。

2008年9月10日水曜日

目が覚めたら、サッサと起きる!


朝の目覚めは今日という1日の誕生の瞬間。
グズグズして得るものは何も無い。


しかも、わがまま、気まま等の性格修正に最も効果的なことが実は朝、目覚めと共に素早く飛び起きることらしい、、挑戦の価値、かなりあり。

爽秋のスタートに乾杯!

思い起こせば、2006年8月1日に京都流ブログ<変幻自在>をスタートとさせて早いもので、丸2年が経過しました。

それはごく個人的な様々な記憶と重なりながら、歳月を経て、本日、またあらたなスタートの嬉しいタイミングへのプロセスでもありました。

さて、京都流ステージでの姿はほんの少し、様子が変わりましたが、
今日からあらためてラッキィ水谷ワールド!をお届けしてまいります。

《 ご機嫌道場 》では従来のブログスタイルに加え、これまでのブログを
いつでもご覧頂けるように4つのカテゴリーに分けて収録しています。
ラッキィシーズ・ファクトリー>は毎週金曜日の<ラッキィの種>。

ラッキィ・ライブラリー>には毎週日曜日にご紹介した<読書のすすめ>を表題を本のタイトルに統一して収録、いずれも随時、閲覧頂けます!
日記は<ラッキィ・ダイアリー>に、毎週土曜日の言葉の道場は<ラッキィ・コラム>としてまとめています。ここからは曜日ではなくカテゴリーで随時、気の向くままに綴らせていただきます。

また、新企画としてお届けする<ラッキィスローガン>は元気な毎日のための心と身体に良く効く<今風・生活標語>を目指してまいります。

いつかどこかで誰かに貰った言葉や、どこで聞いたのかは忘れてしまったけれどもいつも心に中にあるフレーズやあるいはなんだかなつかしいお説教モードのひと言。そして時にはガツンと独断的、断定的な押し付けのひと言まで。
あれやこれやにラッキィ流の解説をつけて、ウィークディに隔日ペース…くらいでお届けしてみたい!と願っています。

☆ラッキィスローガン募集のご案内:
理想の人生スタイルは様々ですが、その実現に向けた<明るく元気!な日々>のための<座右の銘>的スローガンを随時、募集しております。
心も身体もシャキ!っとするようなひと言をぜひ、お寄せください。
ラッキィ水谷のハートに響く名言は、ブログでご紹介させて頂くと共に、
<ご機嫌指南書>をプレゼントいたします!!

投稿はコチラから

2008年6月6日金曜日

三条大橋から不忍池

6月の初日から東京に出張し、都内にありながらも今尚、不思議な雰囲気で
江戸の風情を感じさせる街、上野で数日間過ごしておりました。

昨年から始まった、とある企業の定例研修の舞台としてこれまでにも何度か、
上野に伺ってきましたが、何故か別のエリアに宿泊して通勤しておりました。

考えてみれば実にもったいない話にやっと気付き、かの地でホテル探し。
上野といえば、やはり不忍池界隈という伝統的ロケーションに的を絞り、
かなり観光気分優先で出張の段取りに取り組んでおりました。

さて、諸般の事情で見事に滞りがちなブログ環境のため、
昨今の個人的状況をまったく綴れておりませんが、生来のこまめな挑戦体質は
相も変わらずという按配で、近頃はランニングを再開したりしております。

このため今回の出張もランニングセットを一式持参し、
ある意味完全に、本末転倒モードのスタイルを貫いております。

しかし早朝の清々しい空気の中、上野駅前に広がる上野公園と
蓮の葉が一斉に立ち揃い始めている不忍池をジョギング観光で満喫。
おかげさまで初めて、西郷隆盛の銅像の前にも立ち、
上野動物園の開園前の表情も眺め、さらにはいくつもの立派な美術館の外観を
拝ませて頂き、走りながらの一石二鳥気で充実感この上なし。

さらに不忍池の弁財天、大黒堂に向かう橋の手前で、超サプライズを発見。
実は日本で最初の駅伝が行われた記録がそこに掲示されておりました。

駅伝発祥の記録には<大正6年の4月27日から29日の3日間をかけて
行われ、ここ不忍池がゴールとなった>ことが明記してあります。

そしてそのスタート地点は、なんと<京都の三条大橋>と記されておりました。

京都から上野を結ぶ、駅伝の道程が一瞬、時空を越えて目の前に広がり、
なんとも爽快、なんとも感動、シンクロニシティ!早起きはやはりお得。

2008年4月15日火曜日

ステキなおじさんに!

個人的気分としては、もはや浦島太郎モードほど
京都流から遠ざかってしまい、こうしてパソコン向かうこと自体が
やけに緊張いたします。

さて、3月から4月は毎年、花粉との戦いの中にそれでも
研修が頻繁に行われ、恒例の松山通いもなんだかんだで6年目を迎えました。
桜満開の中、本年1度目の松山行きは、到着直後に
空港内で京都先斗町の顔馴染みの舞妓さんたちに遭遇する華やかさ。
たまたま<いよてつ高島屋さん>の京都イベントの帰り!とのことでしたが
こんな出会いは結構、サプライズモードでお互い様に嬉しいものです。

続く、2度目の松山行きはかなりの悪天候。
後でわかったことですが伊丹を離陸する頃、松山はどしゃ降りの雨だったらしく
故に視界不良で着陸不可の場合は伊丹に戻るというアナウンスが
何度も流されていました。
とはいえ、伊丹空港24番ゲートで待つ身には知る由もなく、不吉な
アナウンスを淡々と繰り返すカウンター嬢に軽い敵意すら抱いておりました。

今更、ほかに手立てのない乗客に最悪はあきらめなさい!としか聞こえない
その声に、なんとなく重たい空気が蔓延します。

と、そのとき、ひとりのおじさんが物凄く自然体でカウンター嬢に話しかけました。

「あんたはそういうけど、私は松山に降りれないと困るのよね。
なんとか、ならんかね。こういう場合、やっぱり機長の腕が頼りかな?
というか、機長さんはおいくつなの?あんまり年寄りだと具合悪いし、
まさか、めがねなんかかけておらんよね?視界が悪くて目が悪けりゃ
最悪だもんね、、なんとか頼みますよ、若くて目の良い人、、、」
「とにかく、着陸!!おねがいしてよね」と最後は手を合わせて懇願。
恐らくその場に居合わせた全員が一様に<何、このおじさん?>と思ったはず。

ところがその語りを聞く内にいつのまにか、内心パチパチと賛同し、
そのうち、思わずプッ!と吹き出しながら、ジタバタしたってしょうがないな!と
ドンドン気持ちが軽くなるではありませんか。


内心の不安をごまかしながら、素知らぬ顔で冷静そうな体裁を装う愚かさを
緩やかな笑いの中で諭してくださったステキなおじさんにあらためて感謝の
エールを贈ります。見ず知らずのおじさん、バンザイ!!

2008年3月3日月曜日

第二、第三の挨拶

なかなか予約が取れないことでかなり有名な祇園の某和食店に
通い始めてそろそろ1年になります。

とは言え、その1年の間にお邪魔させて頂いたのは、たったの3回。

しかもそれはお邪魔した折の帰りがけに必ず、次回の予約をお願いして、
ようやく数ヶ月に1度の席が押さえられるという噂に違わぬ繁盛店。

今回は例年より1日多いおかげで予約が取れたのか、2月29日の夜に伺い
いつもの席ではなく、初めて2階の個室席に案内して頂きました。
エントランスもいつもの場所とは別になっていて、雰囲気も異なりますが
これがまたなかなかに良いお部屋で、一同大満足。

そこへ、最近はテレビの取材等でも売れっ子のご主人が、いつものように
ご挨拶に参上され、これまたいつもの決まり文句で
<何か、お嫌いなものはございませんか>と聞いてくださいます。

さらにいつものようにニッ!と笑みを浮かべながら、
<男性の方には伺っておりません、女性の方のみ苦手なものがあれば
どうぞ、おっしゃってください!>と軽いジョークのつかみが続きます。

こうしてコース料理ながらもお客さんに向き合う姿勢を漂わせ、その上で
<ではどうぞ、本日の料理におつきあいくださいませ>とお迎え挨拶のしめ。

何度か伺う内に耳慣れた定番フレーズは、しかしながら毎回、非常に新鮮で、
しかも心地よい上質感を醸し出します。

そしてあらためて他と比較した時にこうしたお迎えの挨拶が
しっかりと出来ない店舗がとても多いことに気付かされます。

<いらっしゃいませ>が第一の挨拶ならば、第二第三の挨拶はお客様との
距離を縮め、心を通わすプロセスとして自店のならではの言葉や言い回しで
工夫を凝らして、その定番化を目指したいものです。

2008年2月28日木曜日

花の誕生月

出来れば毎日、自宅に生花を飾れるような暮らしがしたい!というのが、
若い頃からのささやかな夢のひとつです。

でも毎日、欠かさず美しい生花に囲まれて過ごそうと思うと、
それなりの資金力が求められます。さらにマメな手入れ力も必要です。

つまり経済的ゆとりのみならず、時間的なソレも問われるとなれば
そうそう簡単に実現は難しく、未だに安定性にかける課題のひとつ。

ちなみに今月は早々に誕生日を迎えた関係上、なんだかんだで
お祝いのお花に囲まれ、しかも連日、2月らしい厳しい寒さの日々とあって
暖房が十分に効かない我が家のせいで、花の生命力が格段に強靭さを漂わせ、
思いがけず夢の暮らしが実現された幸せな誕生月と相成りました。

そういえば、今年早々、ついに水色のバラに成功したという
記事を拝見しましたが、様々な技術の進歩がもたらす神業は、
一方で季節のもたらす自然の醍醐味を消失させ続けますね。

だいたい今時、その季節を迎えて自然に咲く花の姿を目の当たりにする
なんてこと自体がめずらしく、都会ではもはや、かなりの難題なのかもしれません。

花をこよなく愛する多くの研究者や技術者の願いや努力が、
皮肉にも自然の有り様の記憶を消し去ることになろうとは、ここにもまた
不都合な真実らしき雰囲気がそこかしこに見え隠れいたします。

とはいえ、明日2月最後の29日の向こうにはなにやら一気に春だ!という
気分の高揚する弥生、3月が待ち構えております。

春らしく花でも飾ろうかな!という気分でお花屋さんを訪ねられたら、
店先に咲き誇る様々な花の誕生月に想いを馳せてみるのも季節らしい一興かも。

2008年2月22日金曜日

絶景、富士山の価値

昨日は品川のインターシティで午後半日の研修会がありましたが、
前後の事情と新幹線の便利さから、ひょいと日帰りが出来ちゃう有難さ。

今回は往路で最新のN700系という《のぞみ》に乗車。
このタイプに乗るのはたしか2度目になりますが、遂に全車禁煙モデル。
流線型の洗面室や多目的ルームなどの仕様が従来型とは一線を画し、
どことなく近未来系の風情があり、進化のスピードも益々加速しそうです。

という訳で、今週は東に向かって2度、新幹線を利用し、有難いことに
いずれの折にもビックリするほど美しい富士山を拝ませて頂きました。

ご存知かどうか、実は富士山の姿は夏場よりも今頃の方がよく拝めます。
きらきら輝く雪景色が日差しに映えて美しい姿の風景写真が多いのは、つまり
その姿のこの時期に最もよくその全貌が眺められるからだそうです。

つまり、この時期は新幹線の付加価値向上に富士山は密かに大貢献という次第。

ちなみにその気で注目していれば、静岡を過ぎた直後にいきなり
左前方にその雄姿をしっかりと捉えることができます。
もちろん、メインの新富士を過ぎてからも今度は左後方に現れるなど
車中からの富士山ゲットポイントは数度に亘ります。

このための基本的な座席位置は2人掛けのD・E席が望まれます。

そういえば、ずい分昔に新幹線の車内アナウンスで
《ご乗車の皆様に本日だけのご案内を申し上げます。まもなく左手に誠に
美しい富士山をご覧いただけます。しばし新幹線ならではの極上の景色を
お楽しみくださいませ》という実に小粋な放送を耳にしたことがありました。

今はそんな放送はもしかしたら車内規制で禁止!なのかも知れませんが、
せっかくの貴重な素材を上手く活用しない手はないとあらためて
しみじみ思えるほどに、今週の富士山は絶景でしたよ。

2008年2月20日水曜日

妙案、募集!

ホテル探しに奔走しつつ、いろいろなネットワーク頼りを駆使した数日。
その甲斐あって、最終的に思いがけず非常に素晴らしい某有名ホテルに
滞在させて頂くことができ、かなり充実した出張となりました。

それにしてもかの地から京都までは、新幹線と特急を乗り継いで半日仕事。
読書や思索にはもってこいではありますが、強行軍であることは事実。
ゆえに昨晩の帰り道はハナから新幹線はグリーンと決めておりました。

日頃からよく新幹線を利用しておりますが、基本的には普通車が多く、
主催者サイドがグリーンチケットをご用意くださるような場合以外では
せいぜいE予約の特典利用で活用する程度でしょうか。

だいたい到着時刻が同じなのに5千円も加算するためには、それなりに納得の
いく理由が必要です。さしずめ今回なら普通車にない快適さを願えばこそ。

ところが、このささやかな願いは何の因果か、無残にも打ち砕かれ、
快適なグリーン車とは正反対の不快指数満載状態が展開されてしまいました。

結論から申しますと、真後ろの座席の御仁がひどい風邪の様子で
気の毒なくらいの咳き込みよう。しかもそんな状態なのにマスクなし。

誰しも具合が悪いのは致し方のない事ながら、公衆マナーとして
マスクくらいはしてくださいよ!とつくづくお願いしたい有様でした。

たまたま花粉対策用のマスクを持参していたおかげで、なんとか気分的に
我が身は守れたものの不愉快な思いをしたのは当方だけではなかったはず。
おそらく周辺座席のどなたもが、快適さを奪われた数時間と相成りました。

それにしてもあまりにも大人気ない他者配慮欠落の有様に本来、大の大人は
どのように向き合えばよいものなのか?あらためて妙案を募集したい気分です。

2008年2月13日水曜日

本音の覚悟の点検中

ここのところ、立て続けに各方面から、《最近、ブログはどうしたんや!》
という叱咤激励モードの実に温かい励ましを頂き、嬉しい限りです。

決して冬眠しているわけではないのですが、、、、
いわんや冬眠できる体質でもないのですが、、

ひと言ではいささか言いにくい《筆先の鈍る深―い要因》については、
稀に見るような賢い言い回しがいつの日か、唐突にひらめいたときの楽しみに
取っておくとしますと、急場しのぎの軽い言い訳は残念ながら何も見つからず
単なる怠慢、どうもこの一語に確実に最後は行き当たるようで深く反省します。

強いて申せば、耳の痛い本音を穏やかに包み込んで和らげる建前姿勢から
上手く離脱できないことや、《差し障り》なんていう世間の顔色伺いの
ハードルにひっかかるあたりに根本的な課題がありそうです。いずれにしても
案外、腹が括れていないという自覚だけは深まる日々を過ごしております。

そんなこんなで、今日も今日とて、午後からの数時間を費やして
おりましたのは近々、仕事で伺う某地方観光エリアでのお宿探しです。

これが簡単なようでいて結構、大変な作業であったりします。
ネットのおかげで様々な情報はつぶさに掴めますが、ご存知のように
観光地の宿もホテルもなぜか2名様以上仕様で、お一人様には至って冷たい。

恐る恐る、そのあたりを電話で問い合わせてみるとどう冷静に考えても
イマイチな待遇、その割に高値、というような不利な条件が出現します。

しかも受話器から聞こえる声や話し方の中には、残念ながら観光力としての
おもてなしを標榜する決意とは裏腹に温かさは微塵も感じられない始末です。

決して今がハイシーズンではないのに、しかもそれはネットの空室状況からも
あきらかなのに。何か工夫の余地はないのかと思わず声を荒げたくなります。
かくして怒涛の本音とどう向き合うか、まさに本音の覚悟が問われているようです。

2008年2月9日土曜日

雪景色のぬくもり

京都市内はおそらくこの冬1番の凄い雪景色に包まれた本日。

身動きが取れないおかげで本当に久々に家の中の雑事に向き合いながら、
京都流にもメチャクチャ久しぶりにゆっくりとコンタクトして、
ずい分ご無沙汰を実感しつつ、近況報告など申し上げます。

さて今週前半は大雪の東京で某老舗花屋さんの店舗スタッフを対象とした
研修会があり、なつかしい顔ぶれとの嬉しい再会にも恵まれて参りました。

銀座、汐留、丸の内、乃木坂、横浜などのオシャレな各店舗から花をこよなく
愛するスタッフが集合し、専門的な技術を磨き鍛える傍ら、その対人関係能力にも
一層の輝きをめざそうという志溢れる研修会です。

そもそもの出会いはかれこれ5年以上前に遡りますが、その当時の新人、
及び若手の店長さんたちも今や立派なベテラン。
皆、成長著しく、嬉しいことにそれぞれが日本を代表する
フラワーアーティストとしての道を着実に歩み始めておられるようです。

ちなみに《成長》の仕方には相当、個人差があり、
<成長曲線>としていくつかのパターンに紹介される通り、百人百様です。

たとえば、1を聞いて10を知るが如く、いきなり上達するタイプもいれば
ゆるやかに時間や練習の機会と比例して技量をあげてゆくタイプもいます。

一方、物覚えが悪いのか、センスがないのか、気の毒なほどの遅咲きもいます。

しかし長い時間をじっと耐えた分、いつか開花する大器晩成型も決して少なくはありません。
それはこんな大雪の下で春を待つ芽がじっと耐えているように。

しんしんと降り積もる雪を眺めているとそんな当たり前の大切なことを
しみじみと思い出させてもらって、なんだか心が温まる気がしませんか。

2008年1月28日月曜日

感動と現実の狭間

その是非や結果はともかく、昨日の大阪国際女子マラソンでのドラマに
しばし釘付けとなった日曜の午後。現役の一流ランナーが見せたことのない
様子でひたすらゴールをめざす姿は理屈を超えて胸に迫るものがあり、
気付いたらテレビの前で思わず涙しつつ、声援しておりました。

さて<走る>というベーシックなスポーツに対しては、その単純明快さ故に
どうも好き嫌いがハッキリしているようで、馬鹿らしくてやってられない派と
ドップリはまる派にかなり鮮明に分かれるような気がします。

かくいう私は中学生の頃から陸上部であり、基本はドップリはまる派。
しかも母校、伏見中学といえば、陸上が強くてちょっと有名な時代でした。

そしてそのままたいていの先輩が進んだ伏見の桃山高校も
それなりの強豪揃いで陸上部というだけでちょっと華やかなりし時代。

そういえば、中学生になって<陸上部に入りたい!>と両親に話したとき、
個人競技はダメ!と強く反対されたことは今尚、記憶に鮮明です。

理由はチームワークの精神が身につくように団体競技の方がよい!という
非常に明解かつ、わが子の利己主義的傾向を懸念した親心からでした。

しかしすでにグラウンドを我が物顔で占領し、それぞれが勝手に練習に励む
先輩の姿があまりにも神々しく、陸上というよりはその雰囲気に魅了されて
まさに両親の予感的中の方向に向かって、陸上部生活に染まっていきました。

そんな遠い昔の記憶やら、後年、思い出したように社会人チームを結成して
走ることを復活させた頃の記憶が画面の走者の姿の向こうに浮かびます。

どうやら、それが何であれ、<感動がもたらすもの>は詰まるところ、
<なにやらじっとしていられない気分>ということなのでしょうか?

その気分のままに言うことを聞いてくれる、しなやかな身体を
まずは整えたい!否、取り戻したいとしみじみ思う着ぶくれの季節です!

2008年1月24日木曜日

アイコンタクト、徒然

厳しい寒さに見舞われた本日は京都市内でも断続的に雪が降り続き、
我が家界隈では日暮れて一層、気温の急降下を肌で感じる真冬日の夜です。

ニュースによれば、北海道は休校が相次ぐ大荒れの寒波襲来であったとか。

そういえば函館から京都に戻った数日後、函館商工観光部の方と諸連絡の中に
<本日の気温はマイナス15度>とのご報告があり、飛行機で2時間ほどの
狭い日本という感覚が一気に広い日本の遠い函館を実感させてくれたものです。

そんな函館滞在最終日に連れて行ってもらった大沼国定公園や駒ケ岳の今頃は
きっと凍てつく寒さの中、降り積もる雪と風ですべての物音がかき消され、
ただ静けさの中に夜が深まってゆく様子が眼に浮かぶようです。

とはいえ、滞在最終日は恵まれた観光日和を絵に書いたような快晴でした。

それもこれもすべては単身赴任中の先輩がわざわざ半日のお休みを
取ってくださったおかげなのか、はたまた日頃の行いの良さなのか、
なにはともあれフライトまでの数時間、駒ケ岳と大沼の景色を堪能しました。

その湖畔の一角に白鳥や真鴨や合鴨がワンサカたむろしている場所があり、
その鳥たちが餌を求めて人馴れした風情は可愛いけれど、ちょっと異様。

それは以前、仙台で松島めぐりの船に乗ったときに、その船に群がる
《カモメ達》のアイコンタクトにビックリした記憶とかなりニアリー。

乗船客から投げてもらう餌にすっかり慣れっこのカモメたちが船の真近かを
羽ばたきながら、その目がぴたりと当方を見据える様子は何とも異様でした。

それにしても見事に人間としっかり眼を合わせる技を持つ鳥サン達に
その意味は存在するのでしょうか。ふとそんなことを遠い目で思う寒波の夜。
どちらの鳥さん達も今宵はそれどころではないでしょうけれど、、、、。

2008年1月18日金曜日

五稜郭といえば

函館と京都のつながりが最も強く歴史の中で浮かび上がるのは
やはり新撰組副隊長・土方歳三の存在でしょうか。その最後の地碑と共に
五稜郭タワーの前には立派なブロンズ像があり、その勇姿を今に誇ります。

という訳で夕闇迫り来る中、観光タクシーで最後に案内してもらったのが
日本初洋式城郭として1864年に完成したという五稜郭です。

ここが凾館戦争の主戦場であったことも、幕末の壮絶な歴史が刻まれたことも
薄らぼんやりとしか理解していなかったのですが、わかりやすい解説の
おかげで俄かに知識が鮮明な輪郭を持って立て直された感があります。

さて、遠い記憶を紐解けば、学生時代は基本的に世界史も日本史も
どちらも好きだったのですが、なぜか幕末の頃の歴史には弱点があります。

故に戊辰戦争だとか五稜郭とか、このあたりが最も知識の五里霧中ゾーンで
あり、どうも胸が張れそうなくらいチンプンカンプンでしたが、おかげさまで
あらためてこの時期の歴史に興味を持つことが出来そうです。

その気分に少なからず影響したのが、五稜郭を上空から眺めるための
五稜郭タワーの中の雰囲気満点のビジュアルなエレベーターでした。

乗り込んで上昇し始めた途端に映画館のように薄暗くなり、その四方の壁に
浮かび上がる歴史上の人物の姿がなんだかとてもエキゾチック。
こういうとき、「わぁ!すごいね。」といちいち声に出して
感想を口に出来ないのが強いて言えば、ひとりの旅のつらさでしょうか。

ちなみに最近は台湾からの賑やかなツアー観光客が多いらしく
その楽しそうな会話の風情にあおられて、妙に対抗心が燃えたぎります。

今や、五稜郭といえば夏に繰り広げられる壮大な野外劇が見ものらしく
ぜひダンナと2人で思う存分に歓声を上げながら眺めたいものです。

2008年1月16日水曜日

観光の醍醐味

生まれて初めて訪ねた函館初日の夕刻数時間はこれまた、生まれて初めて
観光タクシーを利用させて頂くという初物オンパレード日和。

わずかに2時間という制限つきながらも、実に有意義かつ便利、かつ効率的であり、
これが複数で割り勘であれば尚更、絶対にお得!と素直に感じた次第。

さらに案内役の個人タクシーの運転手さんがかなりのキャリアであることと、
歴史に詳しいという点が今回、一気に函館ファン化に功を奏した要因では
なかろうかと、戻ってからも秘かに考え続けております。

なぜならば、たった数日の滞在でこれだけ深い関心を持たせていただき、
この夏にまた行く!と決意し、さらには<どうしたら函館観光大使になれるのか?>
というあたりまで気持ちがビュンビュン早送りされてゆく、その出発点がもし
あの観光案内から始まったのであれば、あらためて人の担う役割の大きさ、
意義深さに眼を向けないわけにはいかないからです。

さて、要因分析はさておき、観光タクシーが最初に向かったのは元町界隈。
このあたりは函館山に向かって実に沢山の坂道があり、その数、きっと18本。
単身赴任中の先輩は、この坂の名前をとうてい全部覚えられそうもないので
その時点で函館検定受験をあきらめたと実にあっさり語っておられました。

その主な坂道はロードヒーティングなる優れ技で雪が解ける仕組みですが、
道路わきは雪に覆われ、そこに立ち並ぶななかまどの風情が日本の道百選に
選ばれたものであることや、その眼科に広がるベイエリアの歴史やポイントなど、
知らなかった沢山のことと、ああーそうだったのかと遠い記憶が結びつくときめきを
嬉々とカンジル瞬間に何度も遭遇させて頂きました。

それにしても感動したのは、我が家から徒歩圏にある同志社創始者の
新島襄旧邸の主の若き日の銅像が、ここから米国に渡った地碑と共に
静かに海の彼方を見つめていることでした。

そしてそれは函館と遠く離れた京都を繋ぐ歴史の何かがふいに見えたような
気がする瞬間でもあり、観光の醍醐味ってこういうこと?と思う刹那でもありました。

2008年1月15日火曜日

ジャガイカ塩

函館出張の前夜、現地の先輩から連絡があり、明日の飛行機は雪の影響で
場合によっては札幌あたりに着陸変更になるかも!という冬季には
よくある事態に関しての誠に親切なレクチャーを頂きました。

そもそも余裕の移動プランとは言え、その場合には陸路で札幌から函館移動も
視野に入れなくてはならず、あわててネットで念入りなルート検索開始!

しかも、その寒波がもし数日に亘り、尚且つ日を追って強まるようなら、
12日に予定されている京都での仕事に支障が生じないようにきっぱりと
空路はあきらめて、夜行で戻ろう!という決死の覚悟まで固めました。

のんびり観光気分の出張は天候のせいで一気に色合いが変わり、まるで
いざ出陣のような防寒用の分厚いコート姿の勇ましい出発モードです。

ところがあにはからんや。
飛行機は拍子抜けするくらい順調に飛んで、定刻に函館空港に到着。

滞在した3日間も雪が時折、降るものの、それはむしろ雪景色のサービス!
と感謝したいくらいの適切な降り方、積もり方でありました。

こうなってみると急にあれこれが惜しまれ、事前にもっと函館情報に精通しておけば、
まちがいなく湯の川温泉に宿泊したであろうことや、出張だからと
デジカメを持参しなかったことなどがウジウジと悔やまれます。

湯の川温泉から眺められる、海峡の沖合いに連なるイカ漁の灯りである漁火は
夏から晩秋が最盛期らしく、さすがにこの時期に眺めることは叶わないのに、
せめて雰囲気だけでも味わいたかったと未練が募ります。

演歌の歌詞としてしか身近に感じたことのない<漁火>という言葉が、
ごく日常の光景として暮らしの中に存在するこの街では、
ほくほくのジャガイモにバターではなく、イカの塩辛をサンドして食します。
ジャガバターならぬ、じゃがイカ塩!これが結構、いけますよ!

2008年1月12日土曜日

雪の函館

記念すべき今年の初仕事は実に嬉しいことに生まれて初めて訪ねる土地、
北海道、函館での講演会からスタートいたしました。

札幌には出張もあり、夏場のゴルフでもチョイチョイお世話になりますが
幸か不幸か、北海道といえば札幌しか知らず
その意味では昨年末あたりから、なんとなくソワソワしておりました。

やはり人間というのは<知らないことを知るのが好きな生き物>
であることを久々に身をもって感じ入る年末年始を過ごしていた次第です。

さて9日から滞在予定3日間の函館はナント前日の8日夜から
今シーズン初の厳しい寒波に見舞われ、ド、ドーンと初雪。

おかげさまで函館空港を見下ろす眺めも見事な雪景色なら、
その凛と冷たく澄んだ空気のせいで函館山からの夜景にもキーンと音が
しそうなくらい鮮明な美しさがもたらされるという幸運に恵まれました。

しかも、サラリーマン時代の先輩がたまたま函館に単身赴任中という
絵に書いたようなめぐり合わせもあり、至れり尽くせりの観光体験つき!
という涙の出そうな有り難い好条件が整いました。

それもこれも、考えようによっては実に不便な航空アクセスの賜物。
1日に1便だけという事情が良い方に働いてくれたおかげでもあります。

実は講演の仕事はそもそも10日の午後の数時間ということでしたが、
その時刻に安全に確実に現地に到着しているためには前日に移動するしかなく、
はたまた終了後、京都に戻るためには翌日の便しかない!という展開から
胸をはって前後に観光を味わえる時間がふって湧いたという顛末です。

なんか今年はいい事ありそう!っと予感させてくれた函館に感謝を込めて
ここ数日は、函館PRやら観光報告に何卒、おつきあいくださいませ。

2008年1月8日火曜日

変化への眼差し

『ニッポンユウビンです!』とインターホン越しの声が
清々しく元気の良い、民営化後の郵便配達員さん各位の様子。

どうも配達郵便の種類によってご担当が異なる仕組みなのか、どうなのか。
たまたま今朝は入れ替わり立ち替わり、顔ぶれが異なる各位から郵便物が
威勢よくチャイムとともに届けられております。ちなみにこういう発見が
出来るのは自宅兼仕事場ならではの醍醐味でしょうか!

さて、発見と申せば、本年1月2日、朝の大発見。
郵便受けに新聞と共に年賀状の束を見つけた事は大袈裟に申せば、本邦初。
しみじみと民営化への変貌を感じさせる出来事であったわけです。

毎年、元旦の朝にドッサリ届いた年賀状をたのしみながら祝う新年。
翌2日はなぜ、配達がないのか子供心にはまったくわからないまま、
やがて、そういうものだと常識化した数十年が過ぎ、3日、4日と
だんだんにその数を減らしながら届く年賀状に感じる冬休みの終わり。

無いものだった何かが、変わってゆくその瞬間とはかくして実に
なんということのない風情で、がらりと変わりゆくものなのかもしれません。

そういえば、年賀状の大半がパソコン仕様という実態もここ数年の大変化。
<年賀状は贈り物だと思う!>というステキなフレーズの触れ込みの割には
素っ気ないプリントだけの代物も決して少なくはありませんが、、、、、。

我が家でも結婚以来、拘り続けた年賀状のビジュアルと筆文字の宛名書きを
便利な文明の利器にすっかり委ねてしまって、早や数年。
もちろんデザインや文面にあれこれと智恵は絞っているものの、何かが
しっかりと変わってしまった実感は隠し切れないものがあります。

変わり行くものと変わらざるを得ないもの。その一方で変えたくないものと
変えてはならないもの。そんなアレコレへの自分なりの眼差しを
今年もシビアに持ち続けたいものです。

2008年1月7日月曜日

年賀状の威力

すっかりお正月三昧のカレンダー効果に恵まれた方もそうでない方も
今日からはなんだかんだいっても日常的な日々の再開でしょうか。

そんな気分を反映してかどうか、昨日までの暖かで恵まれた晴天とは
打って変わって、京都は朝から久々の曇天です。
しかも先ほどから我が家界隈では冷たい雨まで降り始めました。

今日がゴルフでなくて良かった!とお気楽な感想を抱きつつ、
どちら様の職場でも、おそらく午前中は仕事そっちのけで新年の挨拶に
お忙しいであろう光景をなつかしく思い出したり致します。

そういえば、いつだったか、年の瀬の仕事納めの挨拶で
当時の上司が虚礼廃止を唱え、同じ職場の仲間には年賀状は出さなくても
よろしい!無駄だから、と指示されたことがありました。

考えてみれば、せいぜい年末年始の5日ほどのブランクで
いかにも型通りの年賀状交換もたしかに無駄かつ不自然。
なるほど!と素直に納得した当方は喜び勇んで身近かな職場の方々には
一切、出さないことにしました。

思い起こせば、その頃は大晦日に年賀状の宛名書きをしていたような時代でも在り、
今のように25日までに投函みたいなことをスムーズにこなせる智恵も計画性も
実行力もないないづくしで、虚礼廃止は渡りに船の提案でもありました。

さて、年が明けて、初出勤の年始の朝礼でのこと。
虚礼廃止を唱えた件の上司から『多くの皆さんから年賀状を頂き喜んでおります。
この場を借りてお礼申し上げます』といきなりの冒頭挨拶に正直、腰が抜けそうに
なりましたが、いかにもサラリーマンチックで笑える思い出のひとコマです。

そもそも本音と建前の不可解な構造はさておき、よくよく考えてみれば自宅の郵便受けを
積極的に覗く機会は年にそう幾度もなく、貰えば嬉しい年賀状の威力は思う以上に
あなどれないものかもしれませんね。

2008年1月3日木曜日

伯母さんの決意

いつの頃からか、恒例となった年に1度のファミリーギャザリングが
今年はめでたくも元旦に、いつもながらの我が実家で執り行われました。

こう見えて<実際、どう見えているかは預かり知りませんが、、、>
私は長女であり、2歳年下の弟と4歳年下の妹の3人キョウダイになります。

ちなみに<キョウダイ>を漢字にすると、<兄弟・姉妹・兄妹>しかなく、
我が家の場合の弟、妹の構成や姉弟という漢字はなぜか存在しないようです。

さて、おかげさまで3人ともにそれぞれが家庭を持ち、我が家を除けば、
育ち盛りの子供たちにおそらく手もお金もかかる頃合です。

そんな甥っ子や姪っ子の成長をしばし観察する愉しみもある新年会でしたが
昨年あたりから一気にその楽しみはトーンダウンいたしました。
勘のよい方ならお察しの通り、甥も姪も花の高校2年生という状況です。

それにしてもこの年代を<難しい年頃>とはよく言ったものですね。

何かを話しかけても実に気のない返事や、愛想のない反応に大の大人が
なぜ気を使わなければならないのか、まったく釈然としない仕儀となります。
それなのにお正月という、ただそれだけの理由で、
なぜか<お年玉>なる不思議な奉仕まで義務付けられる始末です。

そこで今年は甥っ子や姪っ子からきちんとした新年の挨拶がなければ
お年玉は渡さないぞ!という決意を秘かに固めておりました。

が、しかし敵も然る者、お年玉の威力には敵わぬと見え、日頃よりは幾分、
まともに年始の挨拶だけはこなしてしまえる能力を有しておりました。

かくして手ぬるい決意は大の大人の甘さと本気度の未熟さを露呈して
幕を降ろしましたが、なんとかしなきゃイケない課題にとにもかくにも
しっかりと焦点をあわせた1歩として継続を誓う伯母さんです。

2008年1月1日火曜日

初詣祈願

あけましておめでとうございます!
皆様、良い新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。

おかげさまで我が家も実にのんびり、優雅に元旦のお祝いを済ませ、
年賀状にも嬉しく眼を通しながら、大人二人のマイペースな2008年を
気力、体力共にそこそこ充実モードでスタートいたしました。

これもひとえに日頃のご厚情の賜物と感謝し、お礼申し上げます。
そして、どちらさまにおかれましても、嬉しいことが沢山訪れる
ステキな1年でありますよう心からお祈り申し上げます。

ちなみに昨年度の私の運勢は某、細木先生の本の予想では
あらゆる方面で<笑いの止まらぬ1年>になるはずと明言されていましたが
確かに良いことも沢山有りましたが、うんざりしたり、がっくりしたり
落ち込んだりすることもメチャクチャに多く、山アリ谷在りの荒れ模様。

故に最終最後の大晦日を過ぎ、一夜明けて冷静に<行った年>として、
振り返ってみれば、みるほど、その予想は
『なんだか、ちっとも当ってなかった!』という心境なのであります。

つまり、予想の的中率としてはすこぶる低いという評価になるわけですが、
こういう反応を一切聞き入れるシステムがハナから存在しないのが
業界の仕組みなのか、古来よりの慣わしなのか、いずれにしても非常に
よく出来た構造ではないかとあらためて実感しております。

皮肉にも<偽>なんて言葉が選ばれてしまった年に、たまたま個人的にも
ふさわしい出来事であったと記憶に残ってしまいそうです。

とはいえ、良い予想は何が何でも的中して欲しい反面、
良くない予想は思いっきり外れて欲しいと願う身勝手さを思えば、
偉そうなことは言えない我が身の反省が何より優先されます。
謙虚に清々しい洗いたての心で過ごせる1年をまずは初詣で願ってまいります。