2006年9月26日火曜日

語先後礼と同時礼

最敬礼のお辞儀でおもてなしをすることなど、めったにない昨今です。でも個人的には先週まで取り組んでいた某企業研修で必ず毎日、最敬礼の送迎と大きな声の挨拶をみっちり享受させていただきました。初めてそれを拝見したのはもう何年も前になりますが、、、正直、軍隊みたい!と驚きつつも妙に清々しい気分になったことを鮮明に覚えております。勢いよく90度まで前傾する上半身とピッと一直線に伸びた背筋はそりゃ、美しいものです。どちら様でも背筋、腹筋の継続的鍛錬のつもりで朝礼時には全員で毎朝おやりになるほうが良いのではないかと今は本気で思っております。最近ちょっとご無沙汰ですが、以前は歌手のたかじんさんのコンサートによく行っておりました。ズバズバと歯に衣着せぬ物言いが爽快と毒舌の綱渡り状態のステージですが、漫談の合間に歌!みたいな展開の中、歌い終わった後のたかじんさんの深々とした長いお辞儀がとてもイイ!そのまま手を伸ばせば、床に指先が届くかというほど深いお辞儀。そして長いお辞儀。これがなんだかとてもイイ。瞬間、何かに心を鷲?みにされるような気分は実際に見てのお楽しみ。お辞儀は心を伝える動作として誰もが獲得すべき課題とあらためて考えさせて頂ける機会でもありました。

そこで本日は敬礼。ここにも2つの要領があります。ひとつは一般的によく見るスタイルとして、お辞儀動作と挨拶言葉がセットされた【同時礼】<どうじれい>があります。無意識にやっている敬礼はたいていこちらになります。
試しに、今、『ありがとうございます!』といいながら敬礼をしてみてください。
言葉と動作が同時進行して『、、、ます!』くらいのタイミングで顔は床を見ているはずです。これを意識して分けるのが【語先後礼】<ごせんごれい>です。相手の顔を見て、『ありがとうございます!』と最後まで言い切ってから敬礼動作を行います。ちょっとしたことですがより深い感謝の気持ちを伝えてくれるのは間違いなく後者になります。もちろん状況により使い分けがのぞまれます。

混み合う売り場などでいちいち、語先後礼の敬礼ではモタモタとまどろっこしい感じが付きまといます。手際よさが勝負ならそこは同時礼!反対にゆったりおもてなしが可能な環境やら状況の折には1度、ぜひ語先後礼に挑戦を!もちろんどちらの場合もしっかりと心を込めることは大前提!

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