2007年12月16日日曜日

千円札は拾うな!(著者:安田佳生)

タイトル:千円札は拾うな
著者:安田佳生(ワイキューブ代表)
初版:2006年1月(2007年11月20日第19刷発行)
出版社:サンマーク出版
1、200円(税抜)

この前、お世話になったのがいったい、いつのことだったのかを
思い出せないくらい長く訪ねていない眼科へ、重く腫れ上がった左目で
駆け込む事態になったのはちょうど1週間前のことでした。

診察の結果は何かの雑菌による炎症でしょう、ということで
目薬と抗生物質を頂き、日にち薬と覚悟を決めて様子を見ること数日。

お医者さんの言いつけを守り、おかげさまで日頃はなかなか実行できない
ノンアルコールの休肝日にもなりました。しかも幸い、仕事もオフ。

さて、完全に他人の風貌を呈していた目元がなんとかお化粧ができるほどに
回復したのは、外部との打ち合わせを予定していた水曜の朝のことでした。

よくもまぁ、こんなにタイミングよく修復するものだと我ながら感心しましたが
そういえば、風邪ひとつ引かないことで有名だったかつての上司が
お酒を飲むたびに自嘲気味に自慢していたことを思い出しました。
それは<風邪ひとつも見事に休みの日に引いて、なぜか仕事の日の朝には
治っているという体質>へのグチのような、感謝のような不思議な体験話。

いみじくもそれを地でいく境地を体感し、たしかにタイトロープな局面も
多かったこの1年の締めくくりにふさわしい気がして、年の瀬の大掃除を
お先に済ませたような妙に爽快な気分ではあります。

その、すっかりした回復した目で、この間に買い込んで
積み上げておいた書籍に眼を通したのはさらにその翌日の夕刻ですが、
本日ご紹介するのはそのとき最初に手にした1冊です。

久々に心の目が開くような新鮮な視点にちょっと嬉しくなる1冊です。

2007年12月8日土曜日

健康所感

今更ながら、罰当たり者!と自身を振り返る事柄の筆頭はサラリーマン時代に
会社で実施されていた年に1度の健康診断への受け止め方があります。

会社に入って間もない20代の記憶は「ひたすらメンドウ!」一辺倒。
特に当時は<健康診断>と<体力測定>がセットであり、自転車こぎの結果の
心拍測定などが結構ハードな分、イヤイヤモード全開で向き合っておりました。

さらに30代になっても、基本、逃げ腰モードは変わらず、若気の至りを
絵に描いたような愚かさで、毎年、ブツブツと文句を言いながら受診していた
ことがいつか天罰の対象にならぬよう密かに反省する日々です。

やがて、バリウムを飲まねばならない40代になると、少しは賢くなり、
会社の就業時間中にしかも社内で健康診断が受けられる有難さに目覚め、
加えて自身が忘れていてもちゃんと連絡して頂ける仕組みに感謝しつつ、
このあたりからはやっと模範的な受診者と自負できるようになりました。

そして独立して2年。今では自分で手配をしないと定期的な健康診断が
めぐり来ない環境の中、昨年は11月。今年は12月の初旬に無事、
身体の点検を済ませ、後は結果報告の到着を待つばかりです。

幸い、体調的に大きな変化もなく、これという問題もなさそうな様子に加え
気分的にも前向きである以上、おかげさまで元気!と胸を張れそうな年末です。

ちなみに<元気>の反対語は<病気>となりますが、これを英語で言うと
<病気>は<disease>、つまり、EASEでない状態のこととなります。

<at ease>は<寛ぐ・気楽にする>という意味ですから、身体的に
もし何某かの問題がっても、精神的に気分を寛がすことが出来れば、
<病気>には至らないという解釈になります。

<罹病はしても病気になるな!>という、かつての会社の創業者の名言が
あらためて深い意味を持つ言葉として心身に届く、50代の醍醐味です。