2016年3月6日日曜日

市場調査、ハイヒールの実態

春の一大イベントである、第7回、雛祭り会を無事に終えて、翌日から東京。
某企業さまの打ち合わせと某クリニックさまの研修。

今回は赤坂見附の老舗ニューオータニを拠点にしたので、
仕事の合間に渋谷とか、新宿をうろうろ!と市場調査。
そういえば、その昔、この地にあって、燦然と光り輝いていた、赤坂プリンスホテルは、
数年前に完全解体され、その更地に新たに建設され始めた、ホテルと商業施設も
この夏には開業とのこと。

初めて、赤プリに足を踏み入れたのはおそらく、まだ、30歳になっていない頃でした。
ワコール時代、優秀セールスの表彰式典を取材するため、京都の本社から出張。
キラキラの建物の真っ白なロビーがまぶしくて、ドキドキしたのを今も覚えている。
眩いほどの宴会場は見たことのない別世界でした。その中をカメラを抱えて走り回る私。
創業者の故、塚本幸一さんが社長としてまだ、お元気な頃で、そんな私を労ってくださった。

社長: 君、撮影、大変だが、いい写真撮ってくれよ!
私:  はい、頑張ります。
社長: オウ、期待してるぞ!ところで、君はどこの新聞社の記者さんや?
私:  あの、いえ、私、、、、ワコールの社員です。。。。。
社長: あーー、そうか。。。まぁ、がんばって。。。。。

嬉しくて、楽しくて、可笑しくて、切なくて、忘れられない思い出。

そう言えば、あの頃、私はいつもハイヒールだったなぁ~。
さすがに最近、ハイヒールはキツイ。ちょっとした集いならいいけど。丸1日はもたない。
今回も結構、歩くことを考えると、見栄えより、足の楽さを優先した靴になる。

荷物にはなるが、歩き用と、出るとこ出る用の2足で対応しようかと直前まで悩んだが
まあ、いいかと楽さに軍配を上げた。この辺りのジャッジの背景に紛れもなく年齢を感じる。

ところが、赤坂見附や渋谷や新宿の地下鉄のホームで私は何度も見た!
10センチほどのハイヒールからペタンコの靴に履きかえる女子の姿を!
一人や二人ではない。何人も見かけた。

手提げのバックから靴を出し、ホームに置いたら、ハイヒールを脱いでさっと履き替え、
ハイヒールを手提げに入れて,変身完了。
その手際の良さと周辺の諸々を歯牙にもかけない図太さは実に見事だった。

ファッション誌で<これなら9センチでも走れるハイヒール!>みたいな特集記事を
見るたびに疑心暗鬼だったが、そういうことね~と思わず合点した。
合点、合点!!連打したい気分。

やっぱり、市場調査は欠かせない。


2016年3月2日水曜日

桃の節句、雛祭り

弥生3月も早や、2日め。
昨日は目覚めたら、見事な雪景色の京都も、
本日はグングン気温が上がってゆくらしい。

明日の雛祭りは、どうやら春の陽気でしょうか。

さて、すっかり、恒例となった、某老舗旅館での雛祭り会も
明日で7回目を数えることになります。

オープンイベントではないので、知る人ぞ知る!の集いながら
毎年30名前後の皆様と共に、立派なお雛様を愛でる会は
年に1度の大切な四季の催しと相成り候。

3月3日、当日、優先のため、あいにく、平日の夜となった今年は、
お仕事の関係で参加できない方も多く、
そのお断りのご連絡と共に来年のご予約を頂く!という、
おもしろい様相をみせた。

おかげさまで、参加人数の連絡の際には早くも来年度の
日程予約をさせていただく顛末となり、主催者としては嬉しい限り。

特にこういうスタイルで当日だけ、集まって祝うのは素晴らしい。

なぜならば、お雛様は案外、面倒な行事でもあるからだ。

そもそも、飾りつけは節分の翌日、つまり、立春から2月の中旬
くらいまでにしないといけない。

なんせ、飾るのが遅れると婚期も遅れるらしい。
さらに3月3日を迎えて、お祝いをしたら、とっとと、速やかに
片づけないとまたもや、嫁に行けないとか、貰い手がなくなるといわれる。
とにかく、ヤイヤイうるさい迷信がついてまわる。

そんな訳で、持ってはいるけど飾らない!という、御仁もさぞかし、多いかと。

だから、いい年をした女史たちが、お雛様を愛でることは思いの外、少ない。
だからこそ、思いの外、新鮮な集いなのかも知れない。

明日は楽しい、雛祭り~♪




2016年2月25日木曜日

市バス劇場の醍醐味

我が家から京都駅までは地下鉄か、市バスのお世話になるが、時間の制約が厳しくない時は圧倒的に市バスを使う。

地下鉄より時間はかかるのだが、市バスの方がおもしろいから。

醍醐味ナンバーワンはやはり、運転手さん。概ね、どなたも
バリバリ京都弁!という点が個人的には特に気に入っている。

そして、鉄板ネタはバスが動くときの一言。『いごきます!』という方が多い。

発車します!ではなく、動きます!でもなく、『いごきます!』
気取ってなくていいよね~という空気感がたまりません。

もちろん、定番の録音アナウンスは流れていますが、こちらはBGMみたいなもので、そろそろ
本気で見直した方がいいのになぁ~とかねてから思ってはおります。。。

先日、観光客と思しきおじさんが乗車の際、運転手さんに
<このバス、あらがみぐちに停まりますか?>と質問された。
突然の事態に、無言のまま、運転手さんの背中に浮かぶクエスッチョンマーク。
かくいう私もどこだ、それは?と思った瞬間、
車内の博識なお客さんから<それは荒神口=こうじんぐち>のことやろ~。
このバスは停まらへんで~と助け船が出された。

いい!いい!こういう光景はJRや私鉄や地下鉄なんかでは絶対に出会えない。
その後、何事もなかったような運転手さんのホッとした背中も一層、いい。

さらに一昨日、見事な車内アナウンスで観光案内の一助たらんという運転手さんに出会えた。

ファーストネーム、徳治さん!お名前とお声からしてそこそこの年齢と推察したが、
バス停の都度のご案内がとてもわかりやすくて、ナイスでした。

録音したわけではありませんので、完全再生ではありませんが、たとえば、まもなく四条河原町のバス停というあたりでは、「八坂神社へは次のバス停で降りて頂き、バス乗換、先斗町や南座は徒歩でどうぞ。高島屋、丸井のご利用もこちらです。
烏丸方面へ行かれる方は高島屋前から、別のバスをご利用ください。」という調子。

各バス停ごとにこんな感じのオリジナルアナウンスが生のお声で提供された。

昨今、怒涛の観光客対策で猫も杓子も右往左往する中、何はともあれ
現場で出来ることを率先して考え、やってます!というお手本のようでした。

喝!と檄を飛ばしたくなることが多い中、あっぱれ!と拍手喝采の数十分。
これからも市バス劇場は見逃せません。

2016年2月17日水曜日

紅梅、白梅の違い!

この時期らしい寒さに舞い戻った日々。
風の冷たさにまだ2月半ばを思い知らされます。

とはいえ、毎朝晩のワンちゃんのお散歩は基本、私の担当。
出張や仕事がない日は雨でも雪でも、覚悟を決めて いざ、お散歩コースの御所へ!

その京都御所も昨今は観光客の姿が多く、梅林や桃林は土日に限らず、結構な人出。
今が見頃の紅白の梅は今年は開花が早く、まもなく満開という処でしたが、
この寒さで一旦停止の風情です。

それでも、厳しい寒さの中で凛と咲き誇る梅を見ていると、厚着して、ついつい背中を丸めてしまいがちな我が身がお恥ずかしい限り。

背筋を伸ばして、しゃっきとせねば!とその界隈でだけは身長が伸びたりしております。

そういえば、紅梅、白梅の違いをご存知でしょうか?
花の色が違う!もちろん、そうです。
でも、花だけではなく、幹の断面を切ってみると、そちらも白と紅に分かれています。

さらに梅の実と言えば、白梅!
食用になる実はこちらだけだそうです。
あの高級な南高梅も白梅なんですって!

いやはや、そこそこ生きてきておりますが、
知らないことはまだまだ、沢山、ありそうです。

でも、それががいっぱいあると思える瞬間、結構、嬉しくありませんか?

今年もいっぱい知らないことに出会えますように。

2016年2月14日日曜日

キープスマイル!

いきなり春のぽかぽか陽気のここ数日。そして今日はバレンタインデー。
巷のバレンタイン商戦はいつ頃からこんなにも盛り上がるようになったのでしょうね。
先日、何気なく、某デパートの7階催事場に出向いて本当にビックリしました!
チョコレートメーカーのブースの数も凄いし。熱気ムンムンのお客様の様子も凄まじい。

梅田の阪急百貨店さんの売り上げ予算が16億!というのも、納得という有り様です。

プレゼント消費もさることながら、自分用!ってのが結構、ウエイトがお高いようで、日頃はなんだかんだで、セーブしてますけど、せめてバレンタインくらいはいっちゃえ~!ってことでしょうか。

というわけで、今日はホクホクの笑顔やとびっきりの笑顔がそこかしこに溢れているはずですね。

ちなみに、笑顔関連のセミナーや講演は今年も早々から何本かこなして参りましたが、先日、
久々にかなり手強い面々と向き合う機会を頂きました。
そのお相手のお顔は恐いというよりは無表情!顔の筋肉が微動だしない!
どの角度から攻めても暖簾に腕押し感は否めず、徒労感満載でどっと疲れた次第です。

でも、おかげさまであらためて、穏やかな顔つきやにこやかな反応の大事さを痛感させて頂き、その意味では感謝、感謝です。ここ数年、<メイクスマイル>から<ビースマイル>を提案しておりますがその都度、笑顔を作るより、いつも笑顔でいる方が効率的かつ効果的という意味。

<ビースマイル>とか、<キープスマイル>とかで、行きましょう!!

2014年9月10日水曜日

しなやかな未来への処方箋

デスクワークの大半がPCに向き合うことに費やされる昨今、ふと気が付くと
背中や腰が痛いし、だるい。

つまり長時間、よろしくない姿勢でいるのが原因なのですが、、。
自分の姿って、客観的に観察できないため、なかなか根本的な改善策に至りませんね。

仕事柄、そのあたりの事情にはちょっとは詳しいはずなのですが、、。
だから、良いお手本であらねばならないのですが、、、。

理想と現実はそうそう思い通りにリンクしてくれないのです。

2014年9月8日月曜日

裏があるから おもてなし

<おもてなし>とは!を語るときに<うら、おもて!なし>の心意気が引き合いに出されることがよくあります。確かにその通りですね。
もてなしたいという思いに裏も表もないという清々しさこそ、王道!
でも、実際の所、日々の対人関係においてのそれはなかなか難しいのも事実です。
本音と建て前を見事に、そして器用に自在に使い分けられる達人だけでなく、誰しも本当の処とそれを語る言葉や態度は微妙に異なるかも!というのは大の大人なら誰しもうなづける話。
そして、それは時には相手への思いやりや遠慮からであったりします。
更に時には、正直な気持ちを素直に表現する言葉が見つからないからでもあります。あるいはストレートでは、人間関係に良くない影響があるかも、、、と思案しての挙句であったりもします。
つまり、アナと雪の女王の主題歌のように、『ありのままに♪』が相互快適の極意と言い切れない場面は思いのほか、沢山ありそうです。
日常生活ですら難易度の高い課題に関して、とりわけ、良いおもてなしを目指す舞台では、更なる知恵や工夫が問われるのは必至。
すなわち、おもてなしという舞台の幕が上がる前に整えておかねばならない課題が山のようにあるということに如何に謙虚に向き合えるか。


そう考えてみると、良いおもてなしとは事前に裏側で入念且つ、真剣な作りこみがどれだけ出来ているのか?ということなのかもしれません。
来客を迎えるための掃除しかり。打ち水しかり。部屋のしつらえから迎える側の身だしなみや装いの整え方、顔つきや言葉使い、など等。
実に入念な下ごしらえや熱心な練習、様々に手の込んだ仕掛けがあってはじめて、最上のおもてなしが提供できるのではないでしょうか!
裏があるから、おもてなし!その裏側の極意を研究してまいります!!