タイトル:千円札は拾うな
著者:安田佳生(ワイキューブ代表)
初版:2006年1月(2007年11月20日第19刷発行)
出版社:サンマーク出版
1、200円(税抜)
この前、お世話になったのがいったい、いつのことだったのかを
思い出せないくらい長く訪ねていない眼科へ、重く腫れ上がった左目で
駆け込む事態になったのはちょうど1週間前のことでした。
診察の結果は何かの雑菌による炎症でしょう、ということで
目薬と抗生物質を頂き、日にち薬と覚悟を決めて様子を見ること数日。
お医者さんの言いつけを守り、おかげさまで日頃はなかなか実行できない
ノンアルコールの休肝日にもなりました。しかも幸い、仕事もオフ。
さて、完全に他人の風貌を呈していた目元がなんとかお化粧ができるほどに
回復したのは、外部との打ち合わせを予定していた水曜の朝のことでした。
よくもまぁ、こんなにタイミングよく修復するものだと我ながら感心しましたが
そういえば、風邪ひとつ引かないことで有名だったかつての上司が
お酒を飲むたびに自嘲気味に自慢していたことを思い出しました。
それは<風邪ひとつも見事に休みの日に引いて、なぜか仕事の日の朝には
治っているという体質>へのグチのような、感謝のような不思議な体験話。
いみじくもそれを地でいく境地を体感し、たしかにタイトロープな局面も
多かったこの1年の締めくくりにふさわしい気がして、年の瀬の大掃除を
お先に済ませたような妙に爽快な気分ではあります。
その、すっかりした回復した目で、この間に買い込んで
積み上げておいた書籍に眼を通したのはさらにその翌日の夕刻ですが、
本日ご紹介するのはそのとき最初に手にした1冊です。
久々に心の目が開くような新鮮な視点にちょっと嬉しくなる1冊です。
0 件のコメント:
コメントを投稿