2011年4月22日金曜日

厳しい春のひとコマ

一昨日、恒例の丹波篠山まで学生さん対象の講演会に出かけておりました。
毎年、桜吹雪の中、気温もグングン上昇し、ダブルヘッダーの講演は汗だくでの
戦いの記憶ばかり。ところが今年は真冬並みの寒さ。

おかげさまで、めずらしく汗ひとつかかない講演と相成りました。
さて、その行きの道中、ふと気づいたら携帯にいくつもの着信記録。
どうやら学校関係やら、講演会場からの連絡!

これは何か、あったな?と胸騒ぎ、、ざわざわ。
ところが当方はJRの中。のどかな路線とは言え、朝の
ラッシュタイムだけにそれなりの乗車率で携帯連絡は
さすがに憚られます。

いったい何事なのかしら、、、。あれこれ思案してみるものの
こういう場合にドンピシャでひらめくことはまず、皆無です。

それはちょうど、遅れてくる約束相手の遅れた理由
みたいなもので、想像もしなかった理由や言い訳に
驚かされるものと相場は決まっております。

つまり、アレコレと思い巡らせても
あせってみてもしょうがないという状況。

ようやく、電車はかなり目的地に迫り、
車内の人影もまばらになり、これなら携帯も許される感じ。

で、やっと連絡が取れ、JRの車両故障?による遅延状況
確認のための連絡であったと判明致しました。

当方の約1時間前に講演をされる方は同じ路線で
JR遅延の結果、会場入りが大幅に遅れたらしく
それ故、二の舞では?心配されたようでした。

幸い、当方の乗車時間には全てが復旧していたらしく、
車内のアナウンスも平常通リで、そんなことが
あったなんて尾首にも出さない対応が
なんだか腑に落ちない気分を刺激します。

運営事務局からすれば、講演者の遅延は
全体スケジュールの大幅な変更に関わる
重大な問題であり、事態が掌握できなければ
対策も立てられず、困惑するばかり。

予想通リ、施設の方に聞いてみると
遅延状況の問い合わせに対してJRの応対が
あまりにもあやふやで、要領を得ないためやむなく
車中の当方に連絡せざるを得なかったようでした。

数年前のちょうどこの時期に、
あってはならない、大事故を起こし、
今もその区間を通過する折には
異常なほど速度が遅くなる路線で、
二度と過ちを繰り返さない決意が
本気で徹底されているのかしら、、、と危ぶみたくなる
行き帰り。厳しい春だからこそ、他人事ではない姿勢を
誰もが真摯に貫きたいと思い、願う次第です。

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