出来れば毎日、自宅に生花を飾れるような暮らしがしたい!というのが、
若い頃からのささやかな夢のひとつです。
でも毎日、欠かさず美しい生花に囲まれて過ごそうと思うと、
それなりの資金力が求められます。さらにマメな手入れ力も必要です。
つまり経済的ゆとりのみならず、時間的なソレも問われるとなれば
そうそう簡単に実現は難しく、未だに安定性にかける課題のひとつ。
ちなみに今月は早々に誕生日を迎えた関係上、なんだかんだで
お祝いのお花に囲まれ、しかも連日、2月らしい厳しい寒さの日々とあって
暖房が十分に効かない我が家のせいで、花の生命力が格段に強靭さを漂わせ、
思いがけず夢の暮らしが実現された幸せな誕生月と相成りました。
そういえば、今年早々、ついに水色のバラに成功したという
記事を拝見しましたが、様々な技術の進歩がもたらす神業は、
一方で季節のもたらす自然の醍醐味を消失させ続けますね。
だいたい今時、その季節を迎えて自然に咲く花の姿を目の当たりにする
なんてこと自体がめずらしく、都会ではもはや、かなりの難題なのかもしれません。
花をこよなく愛する多くの研究者や技術者の願いや努力が、
皮肉にも自然の有り様の記憶を消し去ることになろうとは、ここにもまた
不都合な真実らしき雰囲気がそこかしこに見え隠れいたします。
とはいえ、明日2月最後の29日の向こうにはなにやら一気に春だ!という
気分の高揚する弥生、3月が待ち構えております。
春らしく花でも飾ろうかな!という気分でお花屋さんを訪ねられたら、
店先に咲き誇る様々な花の誕生月に想いを馳せてみるのも季節らしい一興かも。
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