すっかりお正月三昧のカレンダー効果に恵まれた方もそうでない方も
今日からはなんだかんだいっても日常的な日々の再開でしょうか。
そんな気分を反映してかどうか、昨日までの暖かで恵まれた晴天とは
打って変わって、京都は朝から久々の曇天です。
しかも先ほどから我が家界隈では冷たい雨まで降り始めました。
今日がゴルフでなくて良かった!とお気楽な感想を抱きつつ、
どちら様の職場でも、おそらく午前中は仕事そっちのけで新年の挨拶に
お忙しいであろう光景をなつかしく思い出したり致します。
そういえば、いつだったか、年の瀬の仕事納めの挨拶で
当時の上司が虚礼廃止を唱え、同じ職場の仲間には年賀状は出さなくても
よろしい!無駄だから、と指示されたことがありました。
考えてみれば、せいぜい年末年始の5日ほどのブランクで
いかにも型通りの年賀状交換もたしかに無駄かつ不自然。
なるほど!と素直に納得した当方は喜び勇んで身近かな職場の方々には
一切、出さないことにしました。
思い起こせば、その頃は大晦日に年賀状の宛名書きをしていたような時代でも在り、
今のように25日までに投函みたいなことをスムーズにこなせる智恵も計画性も
実行力もないないづくしで、虚礼廃止は渡りに船の提案でもありました。
さて、年が明けて、初出勤の年始の朝礼でのこと。
虚礼廃止を唱えた件の上司から『多くの皆さんから年賀状を頂き喜んでおります。
この場を借りてお礼申し上げます』といきなりの冒頭挨拶に正直、腰が抜けそうに
なりましたが、いかにもサラリーマンチックで笑える思い出のひとコマです。
そもそも本音と建前の不可解な構造はさておき、よくよく考えてみれば自宅の郵便受けを
積極的に覗く機会は年にそう幾度もなく、貰えば嬉しい年賀状の威力は思う以上に
あなどれないものかもしれませんね。
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