2008年1月15日火曜日

ジャガイカ塩

函館出張の前夜、現地の先輩から連絡があり、明日の飛行機は雪の影響で
場合によっては札幌あたりに着陸変更になるかも!という冬季には
よくある事態に関しての誠に親切なレクチャーを頂きました。

そもそも余裕の移動プランとは言え、その場合には陸路で札幌から函館移動も
視野に入れなくてはならず、あわててネットで念入りなルート検索開始!

しかも、その寒波がもし数日に亘り、尚且つ日を追って強まるようなら、
12日に予定されている京都での仕事に支障が生じないようにきっぱりと
空路はあきらめて、夜行で戻ろう!という決死の覚悟まで固めました。

のんびり観光気分の出張は天候のせいで一気に色合いが変わり、まるで
いざ出陣のような防寒用の分厚いコート姿の勇ましい出発モードです。

ところがあにはからんや。
飛行機は拍子抜けするくらい順調に飛んで、定刻に函館空港に到着。

滞在した3日間も雪が時折、降るものの、それはむしろ雪景色のサービス!
と感謝したいくらいの適切な降り方、積もり方でありました。

こうなってみると急にあれこれが惜しまれ、事前にもっと函館情報に精通しておけば、
まちがいなく湯の川温泉に宿泊したであろうことや、出張だからと
デジカメを持参しなかったことなどがウジウジと悔やまれます。

湯の川温泉から眺められる、海峡の沖合いに連なるイカ漁の灯りである漁火は
夏から晩秋が最盛期らしく、さすがにこの時期に眺めることは叶わないのに、
せめて雰囲気だけでも味わいたかったと未練が募ります。

演歌の歌詞としてしか身近に感じたことのない<漁火>という言葉が、
ごく日常の光景として暮らしの中に存在するこの街では、
ほくほくのジャガイモにバターではなく、イカの塩辛をサンドして食します。
ジャガバターならぬ、じゃがイカ塩!これが結構、いけますよ!

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