2008年9月11日木曜日

消えてゆく景色の瞬間

もはや懐かしい、この夏の猛暑の休日、久しぶりに<新婚さんいらっしゃい>と<アタック21>という長寿番組の2本立てをたのしく眺めていましたら、ちょっとしたビックリに遭遇いたしました。

ひとつめは<新婚さんいらっしゃい>のおなじみゲーム<ペアマッチ>がまったく別のゲームに変わってしまっていてビックリ!という実に他愛無いもの。
おかげさまで、<ペアマッチ>が好きだったことをあらためて自覚しました。

さてもうひとつは出場者全員がたまたま30代の<アタック21>という
クイズ番組でのビックリするような珍回答の出現とソレゆえの気付き。

『朝顔につるべ取られて、、、さてこの続きは?』という有名な俳句の出題に、全員が首を傾げて思案顔。それだけでも正直、びっくりなのに、ようやく意を決した緑枠の女性出場者が『こうべたれ』とお答えになりました。
<恐らくは実るほど頭を垂れる稲穂かなとの混同しての珍答かと、、、>
これには司会者の児玉清氏も思わず、<はあ?>と語気強く、軽蔑の反応。
ばつの悪そうな回答者の表情アップの下に正解の<もらひ水>というテロップが流れ、なんだか力が抜けてゆくような驚きを頂きました。

さらにもう1問。<人が沢山、行列を成す様子をある生き物にたとえて、何の列をなすという?>ここでまた全員の顔にありありと?マーク。
今度は白枠の男性出場者がパッと閃いた様子で元気よく<ありの列>と回答。

今度も司会の児玉さんの(またかよ!)という表情が楽しく、しかも上から目線の『そんなふうに言うの?』という諭し方もなかなかドスが効いていました。

正解は<長蛇の列>。でも回答者は皆、ふーん!とどこ吹く風の無関心反応。

言葉は時代と共に変化すると言いますが、これがまさにその瞬間の断片だったのでしょうか?ビックリの正体はどうやら笑い事では済まされない気配です。

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