2008年9月20日土曜日

プライドの底にある気分の威力

タッチパネルのかっこよさとブランドの魅力としかも、なかなか入手困難という前評判に突き動かされて、衝動的に購入を決意したプラダの携帯。

おかげさまでようやく使い慣れてきた今日この頃ですが、さすがにまだ同じものをお使いになっている方とは出会うことがなく、本当に人気が高かったのか、生産台数そのものが少なかったのかは、どうも怪しい気がいたします。

とはいえ、気に入っているのは事実で、仕事やプライベートにあって、必要不可欠な存在に大人のおもちゃ感覚が加味され、まさにこだわりの一品領域。

手持ち無沙汰な折には、便利かつ都合の良い代物として重宝しております。

この感覚はEXカードで新幹線を利用し、座席の検札時にあの座席チケットを差し出す優越感と似たものがあります。

料金的に大きな差がある訳ではなく、新幹線のチケットを携帯で購入し、座席指定をして、カードで自動改札を通ってその際、受け取るチケットがなんとなく時代の最先端チックな喜び!らしき感覚です。

このあたりは我ながら実に安っぽいプライドの高さとして、かねてより自己嫌悪の対象課題ではありますが、三つ子の魂百まで!でいくつになっても如何ともし難い困った性分のひとつといえそうです。

ただ、こうした顧客心理が市場を動かす起爆剤であるのも一方の真実。すべてはマーケティングプランナーの思う壺とは知りつつも理屈ではなく、気分が財布を動かすのも事実とあらためて思い至ります。

気分とどう向き合うかは、いつの時代にあっても本質的なテーマであることを忘れないでおこう!携帯を眺めるたびに思い起こす昨今です。

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