2007年10月30日火曜日

紹介の本質

我が家から徒歩5分ほどを南下したあたりはここ数年の間に、
どんどん街中化が進み、新しい小さな飲食店が増えつつあります。

基本的には若者向けの今風チックなお店が多いのですが、これがもしも
ほんの10年前の事態であれば、おそらく毎晩、かなりの確率で
嬉々として各店舗を渡り歩いたことと、胸を張って言い切れます。

しかし、残念ながら近頃は年々歳々、用心深くなり、いきなり知らないお店に
入る!なんて無茶なことをめったにしなくなっちゃいました。

ランチはまだしも、晩御飯においては論外。近所の行きつけはもとより、
一応、固定客扱いをして頂ける、どんなお店に対してもまずは予約の連絡を
入れてから向かうというのが基本のスタイルになっております。

それが我が家流としてすっかり定着した理由は概ね2つに集約されます。
ひとつめは行き当たりバッタリでは、ロクな目にあわないという経験から。
ふたつめは<味とサービスと金額>このバランスに保証がないからです。

ところが昨晩は様々な事情が重なり、止む無く、久々に飛び込み晩御飯。
かねてより、近隣では興味のあったお店でしたが、案の定、残念体験が
追加されました。味と値段はお手頃ながら、店内がどことなく汚い。

という訳で、よくよく考えてみれば、ここ数年内に知り得た新店は原則、
どなたかのご紹介ということにあらためて感慨深く、気付かされました。

この図式はなにやら人脈拡大の有り様にも、驚くほど類似しております。

人もお店も誰かに<紹介>したくなるような魅力と、
そして安心して<紹介>できる信頼の有無が何より大切という次第です。

この至極、当たり前のことがなぜ、万人のステキな智恵になりきらないのか、ここが大いに解せない点です。

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