2007年10月31日水曜日

中途半端の功績

10月最後の本日はさわやかな快晴の中で夕刻を迎え、明日は11月、月初。

月初といえば、なんと言っても会社員時代の朝の<早出>を思い出します。
毎月の月初めは、いつもより早く出社して会社の近辺の大掃除を
社員総出で行っていたことがまるで昨日のことのようです。

おかげさまで、もはや体感感覚としてのソレは完全に消失しましたが、
通常の始業時間より、たかだか1時間ほど早く出勤することがが
毎月、とても苦痛だったという記憶だけはしっかりと残っています。

しかしその理由は、春は眠いし、夏は暑いし、11月ともなれば、早起きが
つらい。という程度のなんとも底の浅い理由でしかなかったように思います。

故にブツブツと並べ立てる文句も、決して会社の方針である<早出慣習>を
履がえさせるほどの説得力を持っているわけではありませんでした。

また完全にそれを無視して早出を拒否するほどの度胸があるわけでもなく、
むしろ、夜ともなれば、「明日は月初なのだから早く寝なきゃ!」と常に
意識のどこかが自重していた根底のひ弱さがありました。

そんな中途半端な自分が当時は不甲斐無く、情けない思いを抱いていましたが
今となってみれば、よくぞ中途半端と手を合わせて感謝したいくらいです。

なぜならば、決められたルールや約束事に従うことは組織においてのみならず
お互い様の快適を維持する上で非常に重要な課題であり、社会人の<信頼>の芽はここから生まれ、そこで育まれるものだからです。

その頃はまったく気付かなかったそんな事実に、若気の至りだけで、絶大なる信念もなく逆らう愚かさとそれが勇気ある行動と思える心境は紙一重です。

どっちつかずの中途半端な今は、もしかして遠い未来から振り返った時に
褒めてあげたいほど<ステキな智恵>の実践中かもしれません。

ちなみに中途半端な勢いでやっと写真もチェンジしました。

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