2007年11月10日土曜日

言葉を超えて、行動化

ようやく紅葉の気配がそこかしこに漂い始め、ここまで待たされた以上は
出来れば艶やかな自然の競演を是非、たのしませてほしいと願う昨今。

それにしても11月初旬を過ぎて、この様子では今年はまた、例年以上に
確実にクリスマスイルミネーションと紅葉の交ざり合う何とも不自然な
ステージがあちらこちらで展開されそうです。

この季節、高い山の頂にきらめく初冠雪とその裾野に残る紅葉の景色は
自然が織り成すハーモーニーとしてどこまでも美しく心に訴えかけますが、
紅葉の街路樹と華やかな人工のイルミネーションの混在は
残念ながら不協和音を奏でるばかりのように思えます。

年々、遅くなる紅葉と年々、早まるクリスマスの演出。
美観・景観論争にまたひとつ頭の痛い課題の様相でもあり、
観光都市ならではの賢い対策がどこかで検討されているのでしょうか。
味わい深い季節の姿との向き合い方にも、時代の智恵が問われるようです。

ちなみに我が家において、これからの季節に問われる智恵は日々、朝な夕なに
家の前にはらはらと散り積もる落ち葉のお掃除への向き合い方です。

マンションの4階建てにも匹敵する大木が林立する環境にあっては
落ち葉の量も半端ではなく、ご近所各位、かなりマメに掃き集めても
追いつかない日々がしばし続くことになります。

そういえば、この秋の初めあたりから我が家の前の通りを、早朝に
市内所定の黄色いゴミ袋を片手に出勤途上風情の男性がごみを拾いつつ、
北上される姿を何度か見かけ、その神々しさに感動しました。その姿は静かに
美しい環境への願いが言葉を超えて、行動の段階であることを語りかけます。

我が家の前の落ち葉だけでもお手上げ!なんて、ひ弱な姿勢から、
ここは勢いよく、華麗な脱却を目指したい!と、まずは言葉で決意表明を。

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