タイトル:京都花街の経営学
著者:西尾久美子
出版社:東洋経済新報社
1、600円(税抜)
ここのところ、ますます次回予約が押さえにくくなった銀閣寺の名店に
昨晩は私の両親を連れて参上し、秋の味覚を堪能してまいりました。
夕刻になって急にクッと冷え込んだおかげで美味しいものが一層、美味に思え、
健啖家の両親が揃って、何度も、もうお腹いっぱい!と連呼する始末。
今年、喜寿の祝いを春に迎えた父と、来年夏にそれを迎える母は、揃って元気。
幸い、昔から病気というものにほとんど縁のない家系で、
私の両掌に刻まれている二重生命線も、そのおかげと感謝しております。
さらにその前日は京都検定講習をめざして、東京から上洛の知人のご接待で
ビアガーデン以来の上七軒の夜をなんともゴージャスに堪能しておりました。
総勢、6名の集いをコーディネイトしてくれた幹事さんのお顔の広さと、
縦横無尽の人脈とそのパイプの太さのおかげで、風情溢れる離れのお座敷で、
いまや舞妓さんブログで一躍、人気者の市まめちゃんを呼んでの会となりました。
人気ブログが本になり、化粧品メーカとも契約したりと日夜、多忙な
19歳の市まめちゃんは舞妓さん卒業まで、あと1年ほどながらも
すでに相当な落ち着きと得もいわれぬ風格が漂い、日頃、いかに
立派な多くの方々とのご縁があろうことかは
容易に察することの出来る風情でした。
それにしても中学を卒業して仕込み、見習いの数年をへて、
20歳に満たない舞妓ちゃんが多くの場合、親よりも年上の相手と
和やかに会話が出来る凄さは世界に誇れる歴史の一端を実に
見事にぐうの音もなく突きつけてくれます。
まだ、社会人になる前の19歳のときの我とわが身を思い出せば、そこには
まったく別の世界があり、伝統という言葉が急に重みを増して迫りくるようです。
そこで、本日はそんな京都に生まれ、京都が築き上げた
花街のビジネスの秘密に現代の目線でドーンと取り組んだ1冊をご紹介します。
0 件のコメント:
コメントを投稿