永年のヘアカラー習慣は年齢的な課題も加わって頻度が増し、
これに好き好んで炎天下で紫外線を浴びる生活習慣の日々が加勢して、
ここ数年の個人的気がかり事項の筆頭はパサパサのダメージヘアです。
なんとかしなくちゃいけないと気になりつつ、具体的な手が打てず、
放置し続けた課題に遂にきちんと向き合うことにいたしました。
この気分は強いて申せば、かれこれ7年前に長い間、吸い続けたタバコを
スパッとやめた感覚にとてもよく似ています。
20歳になる直前から吸い始めて、45歳の誕生日の朝をもって、やめた経緯は、それ以前の数年をかけて、実に沢山の事が気になってしょうがないからだったように今、あらためて思えます。
たとえば、身体に良くない。吸える場所が少ない。禁煙のレストランなどでは落ち着かない。自宅の壁が汚れる。火の始末が気になる。吸わない人に気を使わなくてはいけない。ライターを常備せねばならない。お金も掛かる。
幾重にも積み重なった気がかりに背中を押されるようにして実現できた禁煙は
我ながら一切、苦痛もなく、今ではタバコの煙が苦手という有様です。
さて、ダメージヘア対策は行きつけの美容院での徹底ケアを決意して、
時間もお金もかけましょう!という固い覚悟の代物です。
ところがこの決意と頻度で美容院に通い始めてみると、スタッフの技量の差が如実に体感され、思いがけない悩みに向き合うハメになっております。
シャンプーもマッサージも下手だと耐え難く、かといって文句を言う勇気もなく悶々と無口を通す分、上手なスッタフに対しては、ほめ言葉がスラスラと言葉になって溢れます。<さすがね、お上手!><さすがですね>と連呼しておりますが、この顧客の悩みはいつか読み取ってもらえるものでしょうか。
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