どうもこれだけ一気に涼しくなりますと、それはそれで戸惑うと申しますか、これもまた異常気象の為せる技なのかもしれませんが、うす曇の空になんだか秋の気配が非常に色濃く漂い、どこか困ったような複雑な面持ちになります。
とはいえ、永年お世話になった、ファッションアパレル業界や多くの流通業界では、季節の移り変わりは緩やかでない方が大いに有難く、これだけ潔くバトンタッチしてくれますと深い感謝に止まらず、自然と満面の笑みで温度計などに向かって褒め言葉を連発したくなるような嬉しい事態と拝察いたします。
ご承知の通り、そこかしこのデパートやショッピングセンターの衣替えは一般の生活気分よりは一足早く、ちょうどお盆休みあけくらいからは、順次、秋の演出に切り替えが始まり、夏物はもはやどこを探しても見当たらない様子です。
ところが通常は今頃はまだ秋とは名ばかり、当然ながら残暑も厳しく、秋物どころか、扇子もタオルハンカチも日傘も手放せない現実が往々にして9月の
下旬あたりまでは続くことになり、落ち着いた装いや新製品のディスプレイを
横目で眺めつつも、実売には遠く手の届かない我慢の日々となります。
つまり秋物商戦はあくまでも9月だから!という季節のイメージが何より最優先され、その先行モードと現実のアンバランスがお定まりの状況という次第。
ところがドッコイ、今年は現実と暦の滑らかな融合がかくも見事に展開され、勢い秋物の出足好調!という構図が予測され、その<成果>は幕を閉じて見なければわかりませんが、関係各位の期待は大きく膨らみそうです。
さて<ほめるコツ>は、まさにその<成果>をほめることでもあります。
何某かの具体的な行動がもたらしてくれた成果こそ、掛け値なしに賞賛に値するもの。『お蔭様で!』というねぎらいの言葉と共に必ずほめたい瞬間です。
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