タイトル:ホンモノの日本語を話していますか?
著者:金田一春彦(故)
出版社:角川書店(新書レーベル)
571円(税抜)
残暑厳しいとは言いつつ、なんとなく嬉しい気分の三連休続きの初秋です。
遅めの夏休み消化もこのあたりまでが最後のチャンスでしょうか。
さて、そんな中、昨日、ろぶさんが写真でご紹介くださった通り、町内の梨木神社さんでは恒例の萩祭りが今年もまた静かに厳かに執り行われています。
昨日、本日共に雅楽の音が寺町通りを越えて我が家にも届けられ、
せっかくの休日なのに、パソコンに向かいっぱなしの殺伐とした気分をスーッと部屋毎、洗い清めていただけるような味わいにひたすら感謝しております。
毎年の事ながら、まだ残暑の風情のほうが強いこの時期に、秋を誘い出すかのような境内では、真夏から咲き始めた萩が最後の見せ場を迎えています。
その色とりどりに咲き誇る萩に揺れる沢山の短冊とそこに詠まれた思いの歌はしばし、日常の喧騒を忘れさせてくれる風情にも溢れています。
なのに、なのに、どういう訳か、毎年、はっきりいって相当、人出の少ないことも特徴のひとつに数えたくなるようなお祭りでもあります。
そもそも知名度が低いのか、足の便が悪いのか、はたまたイベント性に
乏しいのか、あるいは何某かの行楽シーズンに邪魔される宿命のタイミングなのか。どう贔屓目に見ても町内行事の域をでないような有様です。
実はこの数日間は境内の人気スポット、染井の名水が汲めないことになっていますが、もしかしたらそれが原因なのでしょうか。
ごく普通の日のほうが、絶対集客力があるように思えてなりません。
さて、いつもより違法駐車の少ない窓越しの景色をそんな気分で眺めながら、掃除のかたわら、見つけたなつかしい1冊をご紹介します。
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