ようやく朝晩だけでなく、全体的に清々しい秋の気配が漂い始め、
おかげさまで寝つきもよければ、寝覚めも実にさわやかな頃合いを迎えました。
加えて、とても嬉しいことに今日はお休みです。
しかも火急の消化課題がすぐそばで、睨みを利かせていないことが、
とてつもない解放感をもたらしてくれる心地よい休日です。
そしてこの間、かなりのお気に入りでほぼ全放映をクリア。数えるほどしか、
見逃さなかったNHKの朝ドラ・<どんと晴れ>の最終回の朝でした。
盛岡の老舗旅館を舞台にここに嫁いだ、若女将奮闘記はいかにも
ありがちなストーリー展開ながらも、民話の座敷童を巧みにからませながら
今時ならではの外資の乗っ取り劇を最後の山場に盛り込み、あわやというところで若女将の人徳が老舗旅館存続の決め手になり、見事なハッピーエンド。
さて、登場人物の中でも、立派な東北弁の使い手はなぜか限られていましたが、
この言葉がなんとも耳に心地よく、実に温かくて素晴らしい。
いえ、厳密に申せば、東北弁に限らず、その地方ならではの訛りというか、
言葉とそのイントネーションにはどうも理屈を超えた包容力のような
柔らかさと親しみやすさとそして不思議な懐かしさがありはしませんか?
毎朝、そんな言葉に触れて癒し効果!を楽しんでいたのかも知れません。
そういえば、いつ頃でしょうか。朝日新聞のコラム<CM天気図>で
天野祐吉さんが、交通標語は地方の言葉のほうが説得力が大きい!として
紹介されていたものを読んで以来、とても気に入っています。
それは<飲んだら乗るな!飲むなら乗るな!なんぼ言ったらわがるんだ>
耳にも心にもスンナリ届く、そんな言葉の使い方へのヒントがどうも
このあたりにしっかり隠れていそうです。
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