2006年9月8日金曜日

気の大元が『元気』

朝晩の冷え込みと日中の気温差から、油断するとか風邪を引きやすい昨今。風邪は万病の元と申します。くれぐれもご注意の上、万が一引いてしまったらうつさぬ配慮が肝心です。

さて、たかが《立ち方》ひとつも随分難しいものですが、最後の仕上げは目には見えないからだの軸がしっかりと通っているかどうかの点検になります。今回は誰かの協力が絶対に必要です。正しく立った身体の肩の辺りを左右どちらからでも構いませんので、ちょっと強めの力で押してもらってください。感じとしては電車やバスに乗っていて急ブレーキがかかり、よろめいた誰かがもたれかかってきたような力加減でしょうか?ドン!と押されてぐらっときた身体がそのまま、横によろめいてしまう方もあれば、ぐらっと来つつ、その状態をしなやかに吸収してよろけずにその場で踏ん張ることが出来る方もいらっしゃいます。

この状態の差を生み出すものが実は身体の軸とか、芯とか、あるいはセンターといわれるものになります。立ち方の仕上げとして、このセンターを通す方法をご紹介します。まず、両足のつま先からかかとまでを平行に足一足分くらいをあけて立ちます。このまま両足のかかとを上げてつま先立ちをします。そのまましっかりと肛門を締め、つま先立ちのままで左右のかかとを合わせます。そしてかかとをあわせたまま、ゆっくりおろします。うまく出来ないときは、手で壁を支えにしたり、何かにつかまってやっても大丈夫です。この動作を行ってからもう1度、横から押してもらってみてください。さっきよりもからだが力強く衝撃を受け止めて、しなやかにそれを吸収して踏ん張りが利いてくる感じがするはずです。これが芯の通った状態であり、ふらふらしない気の大元。
この動作は腰骨の中心にあって重要な役割を担う仙骨という骨を本来あるべき状態に立て直すための最も簡単な方法のひとつです。いつでも、どこでも簡単にできる動作なので、気付いたら何回でもトライしてください。正しい立ち方の基本の手順がクリアされた次にようやく気の元、すなわち元気の仕掛けとなる次第。身体から発信される雰囲気力が元気いっぱいなのか、、、なんとなくしょぼくれているのかはここにひとつの違いがあることになります。

俗に『元気もうつるが病気もうつる!』と申します。職場や家庭や友達の輪の中でどちらを伝染させていますか?そして、あらためてどちらがラッキーの種になるのか、言わずもがなの選択ですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿