2006年9月9日土曜日

上級定番フレーズ

体と言葉と動作が絡まりあって発信される様々なメッセージを上手くキャッチボール出来れば、間違いなく良い対人関係が築かれます。
ところがゴルフのスイングさながら、頭でわかっていても身体が思うように動かなかったり、言ってることとやってることが違っていたり、わずかなタイミングのズレがミスショットに繋がったりと実にもどかしいのが実情です。

聞き上手については先般、その基本ステップをご紹介しましたが、《立ち方》同様にそこにも更なる向上への課題は用意されています。
いわく、【聞き上手とは身体全体で聴き、相手に8割、語らせることなり!】といいます。本気で聴き上手を目指すのであれば、ぜひここもクリアしたいポイントです。しっかりした姿勢を土台にその身体が前傾して身を乗り出すことで表現されるものは、『興味や関心の強さ、深さ』になります。そしてその身体がうなづく動作とともに上下すれば、『同感!であったり、納得!』のメッセージが伝わります。さらに様々な身振り手振りとあいづちが『しっかり聞いてもらっている!』という安心の設計に貢献します。

さて、どのような集まりであろうとその場には、何とはなしに形成される独特の空気が存在します。特に複数メンバーが同席する中では、良くも悪くも常に話の中心となる人物がいて、それはそれで楽しいのですが、気がつくとえらくバランスの悪い空気が醸成されていたりします。それはたとえて言うならば、誰か一人が延々喋り続けていて、他は聞き役しか回ってこないとき。こんなときに司会進行役のような誰かがいてくれて!発言バランスをカジ取りしてくれればいいのにな!と案外、皆思っています。同様に聞き上手でありたいのにもし、自分の方がしゃべりすぎているなと思ったり、なぜか、自分のことばかりが話題になりすぎているなと感じたら、コツは同じ話題に対して、『アンドユー?』と他の誰かに『貴方はどう思う?』と話題を振ってゆくことです。
あるいは『バイザウェイ』でモードチェンジ。誰かの話の区切りを待って『そうですね、』と共感で締めくくってから『ところで』と話題を変えて、しばらくは聞き役オンリーだった誰かにアンドユーでバトンタッチ!します。

アンドユーとバイザウェイはバランスの良い、聴き上手の上級定番フレーズです。

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