言葉は生き物といわれます。なぜなら、その時代によって変化してゆくから。
ほんのひと昔前なら、そんな言い方はしなかったのにという表現方法が恐らくあらゆる環境で沢山生み出されています。学校で、家庭で、会社で。
そしてそれはなるほど言いえて妙だと感心してしまうものから、そういう言い方は違うんじゃないかとついムッとしてしまうものまで多種多様。
言葉は元来、心に溢れるものを語ります。どの人のどんな言葉も<気がついたら口が勝手にしゃべっていた!>なんてことはありえません。
想いがあって、考えがあって、あるいは感情が動いて、その結果、ソレを表わすのに最も相応しい言葉を選んで言葉によるキャッチボールが始まります。
サラリーマン時代に会社で受けた研修の中に未来学者のアルビン・トフラーが言葉の重要性に言及するためにとてもおもしろい検証をしたものを見ました。
ソレはこの地球上に人類が姿を現してから今日までの長い歴史を、もし1年の暦の中に表わすとどうなるかをシュミレーションしてみせたものでした。
当時のメモによれば、【1月1日石器時代の夜明け、人類の始まり】そしてそこから何も変化のない11ヶ月が過ぎて【11月19日やっと人類は火を使う】
さらに1ヶ月近くたってようやく【12月10日言葉を使い始めた】その後、
【12月19日に農業が始まり】【12月30日文字が生まれ、ピラミッドが建造され】大晦日の【12月31日・午前11時30分にギリシャ文明が生まれ、午後1時半にローマが誕生し、夜の9時30分に印刷機が発明され、11時5分に産業革命が始まり、11時40分に自動車や飛行機が出来、11時52分に原子爆弾、その3分後にコンピューターが登場し、11時59分人類は月に降り立った】つまり言葉がなければ、進化はなかったと結ばれていました。
今週からはそんな言葉と言葉使いを核に据えながら、現代社会のビジネスシーンにおいて、なくてはならない電話応対のおもてなしを綴ってまいります。
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