2月3日の節分を間近に控え、寺町広小路を上がった東側にある盧山寺さんでは鬼さんたちの踊りと太鼓の練習が連日、深夜まで続いております。
京都市民であっても<広小路>という通りをご存じない方も多いのですが、場所的には丸太町と今出川のちょうど真ん中くらいに位置するわずかに100メートルくらいの東西の通りになります。河原町と寺町を結ぶこの道は、ちょうど梨木神社さんと府立医大に突き当たるようなレイアウトになっています。
さて、京都流の皆々様なら、良くご存知でしょうが、盧山寺さんの鬼法楽はそれなりに有名で、普段は静かなこの界隈にも当日は報道陣やら観光の方やらご近所さんやらで年に1度の賑わい振りを呈します。
今年は平日なので、さてどのくらいの人出になるのでしょうか。
いずれにしても恒例の鬼さんたちの踊りは午後の3時からスタートします。
ちなみに場所取りのため、案外早くから混み合いますので、本気で鑑賞を目論む場合は覚悟を決めて早めにお出かけください。
覚悟ついでに、ここだけの話、忍耐力も相当問われることをこっそりお伝えしておきます。物凄く、ゆっくりと進行する踊りなので、我慢が必要です。
初めての折、あまりのテンポの遅さと変化のなさに正直、ビックリした記憶は今も強烈。もう少し工夫があってもよいのにと恐れ多いことを考えたりします。
さらに、ここ数日の京都市内は実に異様な暖かさに包まれておりましたが、毎年のこの時期はといえば、手足の指先がジンジンするような厳しい冷え込みに見舞われます。そのあたりの万全の対策もお忘れなきように。
キーンと静かに張り詰めた冷たい夜気の中、リハーサルの太鼓の音色がドーン、ドーンと響き、カウントダウン気分が盛り上がります。
とりわけ今夜のような雲間の月の美しい晩にはご近所ならではのこの贅沢な醍醐味をつい誰かに語りかけたくなってしまった次第です。
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