手元、姿勢に続いて、3番目のチェック項目は<顔つき>になります。
今、受話器を耳元に運んだ刹那に表情が明るい笑顔モードに変化しないようでは到底、<感じの良い声>は出せないことにお気づきでしょうか。
そもそも『電話応対になんで顔の表情が関係するのよ!』などと思っているようでは残念ながら、その時点で失格です。それでは日頃、相当、よろしくない電話の受け答えがしっかり身についているものと受け止めて反省が必要です。
結論から申せば、明るい声は明るい表情からしか生まれません。
うそだと思うのなら、職場の仲間でぜひお試しあれ!
たとえば、眉間にしわを寄せたような顔つきや誰かを睨みつけているような顔つきで受話器を取り、社名を名乗るとどんな声が聞こえてくるのか!
反対にその顔に笑顔のような明るい表情を浮かべてみたら、聞こえる声がどのように変化するのか。試してみる価値は大いにあります。
いかなる商売であっても電話に向き合う以上は感じの良い声が絶対に必要であり、その出発点は自身の明るい顔つきということに深い気付きがなければ改善への取り組みは所詮、掛け声レベルに終始します。
可能ならば電話機の傍に鏡を置いて欲しいくらいです。自分では笑顔のつもりでも他者から見たら、とてもそうは見えないくらい表情の筋肉が硬く凝り固まってしまっている場合は、客観的ものさしとしての鏡を置かなければ、一向に改善のプロセスは始まらないものと断言できます。
良い声を出すための笑顔のような明るい表情は故に電話応対の基本動作としてこれまた電話が鳴るたびに即座に実践されなければならない至上命題です。
そこには精神論・抽象論では一歩たりとも前に進めない厳然たる現実が立ちはだかります。決意して覚悟を決めて実践。他に選択肢は存在しません。
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