初めての相手に電話をするときには、それがビジネスでもプライベートでも、いったいどんな応対をされるのかと少なからず緊張するのが普通です。
個人的には宅配便の不在連絡票に<要、至急連絡>などと書かれているだけでもドキドキします。それが悪気なく悪筆で乱暴に殴り書きモードになっていたりしたら、名乗るだけで叱られるんじゃないかとオドオドします。
相手によってはどの道、感じの良い応対など無理だろうと相当覚悟している場合ですら、いきなりビックリするような不愉快な声で電話に出られたら、『ちょっと、ちょっと』と突っ込みのひとつも言いたくなるのが人情です。
ややこしい用件の挙句の果ての不機嫌さならいざ知らず、ただ電話に出るという瞬間、あるいは些細な質問や問い合わせレベルに対しての悪気のない無礼さをそろそろ本気で見直しましょうよ!と声を大にしてお願いしたい日々です。
右を向いても左を見てもハイストレスの現代社会にあって、一服の清涼剤のような電話応対を目指す会社が溢れる京都!あたりに早くなって頂きたい。
せめて第一声だけでも<明るくさわやかな声>を届ける!と決意することは、お互い様の快適のために大の大人が社会人になった瞬間から男女はもとより、職種を問わずに義務づけても良い課題ではないかとしみじみ思う週末です。
だいたい世の中の仕事はほとんどすべてが客商売である以上、良い印象の設計並びにその維持継続は至上命題と認識せねばなりません。
<明るくさわやかな第一声>で相手に好感度や安心感を提供するのが初頭効果の為せる技なら、その電話の最後に意識したいのが親近効果、すなわちクライマックス効果と呼ばれるものになります。
こちらは最後に耳にしたものこそ、最も強く印象に残りやすいという視点からの課題であり、終末効果や、直近効果という呼び方もあります。
そういえば<終わりよければすべて良し>とも申します。
万が一、第一声をしくじっちゃった時はこちらで起死回生を講じたいものです。
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