電話の呼び出し音が鳴りはじめてから、何回めくらいで受話器を取ればよいのかを細かく決めておられる会社も結構あります。
通常は2回めの呼び出し音が鳴り終わろうとするくらいのタイミングがベストのようです。いわく1回ではいかにも待ち構えていたようだし、3回では目の前の電話が鳴っているのに不自然だからということのようです。
確かに時々、呼び出し音がなった途端に素早く出てくださることがありますが、掛けたほうからすれば、あまりに早いとそれはそれでビックリしたりします。まるで電話の前でずっと待機されていたかのようでチョイ不気味です。
またある方に言わせれば、あんまり早く出るとよほど暇な会社!と思われるそうで適度という観点から2,3回の呼び出し音がお互い様に具合が良いということに落ち着きそうです。
但し、これ以上の回数になって出ないのは、何某かの事情で出られない状況にあるという気配が漂い始めます。故に4,5回のコールの後に受話器を取ったら、一言『お待たせしました。○○工業です』というのが一般的になります。
さらにかなりの回数が鳴ってしまった場合はずいぶんと待たせてしまって申し訳ないという思いを強調するために『大変、お待たせしました』という言い方を指導している会社は多いようです。つまり軽いながらも謝罪モードです。
さて、こうなると唯一絶対の<明るくさわやかな第一声>にもある限界が見え隠れいたします。つまり待たせておきながら、メチャ明るくさわやか!は如何なものかという課題です。となれば、そこにはいささか申し訳ないという謝罪モードが声に含まれていることが求められますね。
つまり、そのときその場の臨機応変な対応力が実は<電話の第一声>という日々のドリルを通しても鍛錬可能というラッキーな発見にまずは拍手喝采。
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