2007年2月25日日曜日

不都合な真実(著者:アル・ゴア)

タイトル:不都合な真実
著者:アル・ゴア(アメリカ元副大統領)
初版:2007年1月5日(2007年2月15日第15刷発行)
出版社:ランダムハウス講談社
2、800円(税抜)

本来の季節の記憶に相応しい昨日今日の気温です。でもまた、明日には春の陽気が舞い戻るとか。例年に比べれば約一月は早い花粉の症状に戸惑いつつ、でも春の訪れはやっぱり嬉しいような嬉しくないような微妙な毎日です。

それにしてもこの様子はどう考えてもおかしいと多くの方々が実感せざるを得ない状況の中、その根本論議である【地球温暖化】という事態に普通の生活者としてはいったいぜんたいどう向き合えばいいのでしょうか。

絶対におかしいと感じつつ、でも具体的に何をどうしたらよいのかがわからない中、本日はそんな疑問に大きな手掛りとなる1冊をご紹介します。

『地球のためにあなたが出来る最初の一歩はこの事実を知ることだ』というメッセージが綴られた分厚いこの本は地球環境の変化を衝撃的な写真とともにわかりやすく事実として語りかけ、具体的な行動指針を示してくれます。

この本に向き合いながら今から20年近く前に、信州白馬でホテルを経営する先輩が社員の採用に関して徹底されていたことを鮮明に思い出しました。

いわく、『このホテルで働いてもらうスタッフの最終面接はシャンプーの仕方』でした。そこで、最後は必ず一緒にお風呂に入って、シャンプーの仕方を観察されます。果たして何を見るのかといえばシャンプーをする間、シャワーのお湯を出したままか、一旦止めて洗うかです。
結論は、もちろんお湯を出しっぱなしで洗うタイプは不合格という次第です。

『もったいない』という感覚の欠落への容赦ない眼差しは今、地球レベルで問われるものにズシリと重みを伴って繋がります。身近なことから改善を!

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