2007年2月9日金曜日

留守番電話は得意?

電話応対の準備の質が問われるのは、てっきり相手が電話に出たと信じて、勢いよく話し始めたら、留守番電話のメッセージとわかった時でしょうか。

留守電相手に話し始めてしまったバツの悪さからなのか、事前準備が不十分なのか、明らかに声のトーンがダウンしてボソボソ、ガチャンはいかにもお粗末。

留守電とわかった途端にガチャン!と受話器を投げつけるようにして電話を切るような対応は最近でこそ減りましたが、大いに注意を促したい課題です。
まるで怒鳴りつけられているような不快感とでも言うべきでしょうか。乱暴な音の持つ攻撃性にあらためて気付かされる瞬間でもあります。

掛けた以上は基本的にどこの誰かを名乗った上で、何某かのメッセージをきちんと残すのが当たり前。苦手だからという言い訳はビジネスでは通用しません。

止む無く無言で切るときはせめて静かに受話器を置くよう心がけたいものです。

これは電話という道具に向き合う基本動作として常に気をつけておきたい課題でもあり、何かの拍子に乱暴な所作で恥をかきたくなければ、電話そのものを丁寧に扱うように日頃から意識して鍛錬しておかなくてはなりません。

さて、見事なのは、まるで受話器の向こう側にその相手が出ているかのような実に屈託なく気負いなく、滑らかな話しぶりの留守電対応です。

あまりにも普通の話しぶりなので『ちょっと代わって?』などと合図をしたら、静かに受話器を置きながら『いやだ、留守番電話へのメッセージですよ』なんてさらりと微笑まれたら、プロですよね!

内容の事前準備に加え、相手の不在を想定し、留守電も想定して向き合えばこその見事な対応はラッキーな体質に直結する姿勢の種。手間隙惜しまず、手をかけて身につけたい姿勢です。

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