さて、今時はどちらの職場でもひとりに1台の電話機なのでしょうか?
あるいは携帯を首から下げておられるのでしょうか?
おそらくダイヤル式はもうほとんど存在しなくて、プッシュフォンだとは思いますが、形はどうあれ、その電話が鳴った!今、まさに誰かが電話をかけてきた状態をイメージしてみましょう。
その電話に出ることにします。つまり受話器を持ち上げて耳元に運ぶ。
あるいは携帯のキャッチボタンを押して耳元に運ぶ。
出来れば実際にその動作を行ってみてください。そこで、一旦停止します。
まず<電話に出る>という基本動作に対して以下のチェック項目に照らしてご自身の状態を点検してみてください。
1番目は手元に注目です。左手で受話器。右手には筆記具が握られていますか?これが基本動作の原点です。受話器のコードが良くねじれてしまう原因のひとつはこの動作が右だったり左だったりしている動かぬ証拠でもあります。
基本動作の2番目は姿勢です。パソコンに向かっていたり、電卓を叩いていたり、あるいは何某かの書面を手書きしていたりという直前の作業姿勢のまま、受話器を耳元に運んでいないかどうか。
お互い様の顔が見えない分、<聞き取りやすい声と言葉>が決め手になる電話応対では<正確さ>と<感じのよさ>の両面から正しい姿勢が何より肝心要の課題ということが出来ます。背中が曲がったままで、腹筋が休めをしているような状態は、そのままでは息の吐きにくい、すなわち声の出しにくい姿勢でもあります。これではいくら良い声を出そうとしても出せるはずがありません。
つまり受話器を取ると同時に正しい姿勢を急ぎ、作ることが求められます。
通常、デスクワークの一環として電話に出る以上、<正しい座り方>の実践こそが実は電話が鳴るたびに問われる課題ということにあらためて今、ここで気付かなくてはならないようです。
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