2007年2月10日土曜日

漫画の教え

よくは知りませんが、最近の留守録機能には実にいろいろなパターンがあるようで、短いものになると20秒以内でメッセージをお願いします!というような非常にハードルの高い命令をいともあっさり下されたりします。

こういう場合にスラスラ言えちゃうようになるためには、やはり地道なトレーニングが必要であり、これをごく限られた人物の天性の才などと思うようではまだまだ社会人としては素人領域です。

それでなくても留守電対応にドギマギしている状態で突然、時間制限枠を設けられて、涼しい顔をして物申せるということは、それはもう間違いなくヒト知れず努力を積み重ねている結果に他なりません。

こういう場合の地道さはたとえていえば、花形満バージョンかと存じます。
かなり大昔の漫画で大変、恐縮ですが、大ヒットした<巨人の星>の主役の星飛馬の宿命のライバルである花形満のことを言っております。

彼はまさに天才肌の野球選手として常にスターなのですが、ある時、実は人知れずコツコツとした努力家だったということが判明します。

漫画の中の花形満が<自分は水面に浮かぶ白鳥>だといいます。

つまりその姿は一見、さも優雅に水面に漂っているように見えますが、実は人目に付かない水の中では必死に足を動かして水掻をしているということです。

その見えない努力の継続の上にしか、優雅な姿が現れないことを、彼は姿勢正しく堂々と胸を張って、この漫画に夢中だった大人や子供に語りかけました。

かくして、漫画でも立派な教えがあることを身をもって学ばせて頂いた次第。『誰にではなく、何を言われたか』その真髄がここにはあります。

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