あえて<大人の話し方>というテーマを掲げた大きな理由は、どうもあまりにも子どもっぽい話し方がビジネスモードにも悠然とまかり通っている現状への警鐘とともに、総体的なボキャブラリーの貧困さにここらで真剣に反省しましょう!という自戒の念もこめての前向きな挑戦という次第です。
大人が大人らしく在ることは、お互い様の快適な暮らしにおいて必要不可欠であり、滑らかなビジネスの進展においては元よりなくてはならず、さらに子どもたちが目指すべき手本としての姿においてもその価値は絶大です。
自らの意思や感情を出来るだけ正確に相手に伝える手段としての言葉と、その話し方にもっともっと真剣な眼差しが大切なのだと願っています。
さて、ビジネスにおいても家庭の中でも、多くの何気ない会話の穏やかさのためにぜひもっと登場させたいと思う1番の言葉は<どうぞ>です。
<大人の話し方>においては、この<どうぞ>がどれだけさりげなく、自然に使えるかがとても重要な課題ではないかとかねてより感じています。
特に相手に何かの行為を促したいときに、いかに感じよくそれを伝えられるかの決め手はこの言葉とその言い方次第ではないかと思えるほどです。
たとえば、お客様をご案内するときに<どうぞ、こちらにおかけください>としっかりと相手の目を見て、しかも笑顔で明るくこの台詞が言えれば、それだけで信頼度はまちがいなくグン!とアップします。
あるいはお茶をお出しして<冷たいうちにどうぞ、お召し上がりください>なんて言えたら、もう間違いなく<大人の話し方>です。
<どうぞ>は相手を思いやる2重3重のハートマークのような温かな言葉です。だから、日常の中で笑顔とセットで沢山使う練習をしてみてください。
ただ、それだけで職場も家庭もきっと飛躍的に気分よく快適になるはずです。
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