昔から<急ぐ仕事は忙しい人に頼め>と申します。
一見、無茶な注文のようですが、不思議と真理をついた視点で
実際、合点のゆくことが多くあります。
たしかに忙しい人ほど要領が良いからなのでしょうか。
<イエス、ノー>のジャッジも含めて反応が素早いことは確かです。
グズグズ、モタモタと悩まない分、結果としてその仕事にかけられる
時間の総量が多くなることも幸いするのかもしれません。
即断即決、パッパと決めることはひとつの才能のようですが、もしかすると
決して先天的なものではなく、ある意味、習慣の産物ともいえそうです。
そういえば、サラリーマン時代に<誘われたら断らない>という黄金律を
実践している先輩がいらっしゃいました。
それはそれで凄いものがありまして、ありとあらゆるお誘いに対して
この基本姿勢が決まっていれば案外、ラクかもしれません。
いついかなる案件も予定が入っていなければ、答えはイエス。
先約があればノー。単純明快にしてなかなか見事なスタンスです。
<ウーン、どうしようかな?>という気分をハナから排除する姿勢の徹底は
潔く清々しさすら感じたものですが、体力的には相当厳しいものがあります。
さらにビジネスにおいては、我が身の体力やスケジュールだけを考えて、
その場で判断できることは少なく、即答出来ないことも多々あります。
誠実に対処したいと思えば思うほど、慎重にならざるを得ないこともあります
そんな状況下で中途半端な即答はむしろ無責任とも言えます。
そこで、そんな場合に使いたい定番フレーズは誠意を込めて
「いつまでにお返事を差し上げればよろしいでしょうか」あるいは
「お返事は今でなければ、いけませんでしょうか?」と問いかけます。
0 件のコメント:
コメントを投稿