2007年6月11日月曜日

<いただく>と<頂戴>

唐突ですが、<大人の話し方>だな!と思える人が社内及びご近所、あるいは友人、知人の中にいらっしゃいますか?もしいらっしゃるならば、その方の真似をするのが上達への近道です。

しかしそうは問屋が卸さずで、そんなに都合よくお手本が見当たらない場合はテレビのドラマやニュースキャスターの話し方の中で素敵!と思える方の言い方を真似てみるのも結構楽しいやり方です。

かなりの長寿番組で現在は休憩中のドラマ<渡る世間は鬼ばかり>は、<言葉使いにおいてはとても意識の高い>ものと個人的には評価していますが、そういうつもりで眺めてみれば、身近なところに教師は沢山存在しています。

さて、<どうぞ>と気持ちよくすすめられたり、助けてもらったり、あるいはもてなされたときには受け取る側としてもきちんと誠意をこめて言葉を返したいものです。こんなときに便利な言葉の代表選手が<いただきます>

眼に見える物を頂いたときだけでなく、見えない気持ちや心使いに対してもそれを受け止め、感謝する言葉として使いこなしたい言い方です。

一般的には<ありがとうございます>や<おそれいります>とセットで使い、「あ、どうも」や「どうも、すみません」からの卒業を目指しましょう。

たとえば、職場の仲間からお土産を貰ったときには「ありがとう!頂きます」といいます。これがお客様からのお土産ならば、「ありがとうございます、頂戴いたします」となります。それが物でなく、いたわりの言葉やねぎらいの気持ちを頂いたのならば、「お気持ち有難く頂戴いたします」と言います。

そういえば、<いただく>という字を二つ重ねて<頂戴>となります。
つまり丁寧で大切に敬う気持ちがより強いと言う意味合いです。使い分けに対して明解な線引きがあるわけではありませんが、上司や先輩、あるいはお客様などを意識して、使いこなすことで<大人の話し方>度がアップします。

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