2007年6月29日金曜日

希望に添えないとき

世の中には間違いなく意思決定の素早い人とそうでない人がいらしゃいます。

良いとか悪いではなく、タイプの違いと申しますか、先送りが苦手なタイプと
それが苦にならず、棚上げのままで過ごせるタイプに大別できるようです。

しかもそれは判断材料の量や質に左右されず、早い人はいつも早い。
遅い人はいつも遅いと言う傾向を強く保有しているように思えました。
この見解はかつてのサラリーマン時代の個人的体験に基づくものなので
あえて過去形表現に拘りましたが、世間一般はいかがなものでしょうか?

だいたい<巧遅拙速>という言葉があるように、取り繕った分、遅くなるよりは、稚拙であっても速い情報の方が重要ということだと思いますが、その流れで即決即断なんてことはめったになかったように思い出します。

たしかに正直どうしたらよいのか、本当に悩んでしまうことも多く、
いっそ<好き嫌い>で決められたらラクなのにと誰もがしばしば思います。

そして、これが案外まぎれもないひとつの<意思決定の本質>だったりします。

となれば、意思決定が早いということは見方を変えれば、日頃から好き嫌いがはっきりしているってことになるのかもしれませんね。
故にグズグズ悩むことなく、即座に選択可能ということなのでしょうか。

自身に照らせば、かなりの確率でうなずかざるを得ない仮説ではあります。

さて、残念ながら相手の希望には添えないという意向を込めて断る場合、
「ご希望に添えず、申し訳ございません」や
「ご要望通りにはいたしかねます、申し訳ございません」と言いたいですね。

ハナから不可!であっても、「できません」「無理です」「ダメです」「やってません」「ありません」とぶっきらぼうに言われたら人間関係にひびが入ります。
ちょっとしたい言い方の中にラッキーの種を育む肥料が隠れていそうです。

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