2007年6月23日土曜日

後悔ではなく反省

昔から<2度あることは3度ある>と申します。

そこで今でも2度続けて、どこかに手や身体をぶつけたときなどは、
転ばぬ先の杖がわりにわざとどこかにコツンと手を当てて、
3度めの災いを避けるおまじない!みたいなことを致します。

ところが、なるべくしてなる!という昨日のロジックで言えば、だからそうなることは自明の理ってことに気付くことこそが災い回避の王道といえます。

つまり急いでいてもあわてて、いい加減に扱うな!ということだったり。
最後まで手を抜かずにきちんと見ながら片付けなさい!という意味だったり。

そうでなければ、3度目は目先のごまかしで一旦回避できても、
またぞろ似たり寄ったりの出来事に遭遇しますよということのようです。

これって、たとえば何十年も野菜嫌いでお肉しか食べなかったら、中性脂肪で血液ドロドロになります!みたいなことだと考えたら、至極当たり前な話。
だから3度どころか、4回も5回も起こることがむしろ自然です。

おかげさまでこんなふうにいろいろなことが
どんどんはっきりとわかってくるというのも人生キャリアの醍醐味です。

そしてそれは多くの人類の歴史に学ぶことと同様に
一人ひとりの日々の体験こそが教師であるようにも思えてきます。

そういえばお医者様の石原結實氏がシグネチャーという冊子の中で書いておられましたが、<ゆっくり歩く人ほど転びやすく、1度転んだらまた転ぶ>のも足腰の筋力低下の結果に他なりません。

起きてしまった何かをグズグズと<後悔>するのではなく、
2度と繰返さないために原因を見定める<反省>の先に別の未来が広がります。

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