2007年6月16日土曜日

身構えないための心構え

<大人の話し方>を意識するとそれだけで、
いつもよりちょっと背筋が伸びるような感覚が伴いませんか?

ほんのすこしよそ行きの雰囲気で、わずかに背伸びして、
爪先立ちのようなイメージとでもいいましょうか。
やがていつの日か、それが上手に出来るようになるために
誰もが通らなければならないレッスンのプロセスがそこにはあります。

但し、妙に<身構えて>しまわないようによくよく注意したいものです。

それって微妙な違いなのですが、相手に与える印象はずい分異なります。

たとえば、とても偉い方にご挨拶する場合に決して粗相があってはならないからと緊張しすぎると、反ってギクシャクした動きになるようなものです。

真面目に真剣に向き合うことはとても大切ですが、
普段以上のことは俄か繕いで挑戦しても出来るはずがありません。
この前提に素直に向き合えれば、自然体ながらも
精一杯背筋を伸ばした、好感度な身体モードが完成されます。

反対に何とか実物以上に良く見せようとか、虚勢を張ろうとすると、
途端に余計な力が加わって、見事に<身構えた姿勢>が出来上がります。

ちなみに<身構える>という身体には明らかに戦いのモードが存在します。
つまり敵対的交渉の雰囲気を無意識の内に纏っていることになります。

その<身構えた>状態で、心を開いた良いコミュニケーションが
はかれるはずもなく、事態は決してよい方向には向かいません。

相手との良好な関係を真に願うならば、お互い様に<構える>のではなく、
目下に対しては<受け入れる>と思うことがポイント。
目上に対しては<懐に飛び込む>つもりで接する練習が必要です。

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