2007年6月17日日曜日

ひらめき脳!(著者:茂木健一郎)

タイトル:ひらめき脳<0.1秒で人生が変わる!>
著者:茂木健一郎(脳科学者)
出版社:新潮新書
680円(税抜)

<大人の話し方>が目指しているものは、結果としての良好な対人関係です。
その良好さがもたらす相互の居心地の良さや
その集積としての快適環境の創造こそが心底、目指しているものといえます。

それだけに初対面の相手以上に身近な職場の仲間や
長いおつきあいの相手とのごく日常的な会話の中でこそ、
鍛えたい課題でもあります。

めったにおめにかからないような遠方からのお客様やご新規様に向けては
出来るけれども、毎日お顔をみるようなご贔屓様には出来ないという
<よそ行き発想>ではなく<いつでもどこでも誰にでも>が至上命題です。

そのための言葉と動作とそして身体の雰囲気。存在そのものが問われます。

考えてみれば、長い時間をかけて連綿と引き継いできた人間育成の根本課題としての<躾>への見直しこそが、お互い様の<快適>創造のために早急に着手せねばならない最重要課題に相違ないという次第です。

どこかのタイミングで受け損ねたバトンを完全に見失ってしまう前に、何も持たぬまま走ってきた距離を勇気を持って後戻りし、そこから拾い上げてしっかり握りなおして、もう1度走り始めることがいま、必要なことです。
やり直す勇気さえあれば、きっと出来ると信じています。

それにしてもグングンと不快指数が高くなるこれからの季節に向けて、
対人関係の不快指数軽減のためには勢い、即効性の高い荒技へのニーズも強まります。そこで本日お薦めしたいのは、不快モードの他人はさておき、まずは自分の殻を自分のために打ち破るための手掛りとなる1冊。

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