タイトル:夜市
著者:恒川光太郎
初版:平成17年10月30日
出版社:角川書店
サラリーマン時代の大きな財産のひとつに『読書会』なるものがありました。
固定メンバーはだいたい5,6名でしょうか。各自が順番にお薦めの本をメンバー分用意し、次の集合日までに読了し、感じたことを意見交換する会です。概ね、隔週の火曜日の朝、就業開始の1時間前に会社の会議室に集まって実施していました。私が参加していた期間は通算で10年位かと思いますが、その会自体は今も継続されていて、おそらく30年以上の実績を持つ会として知る人ぞ、知るの貴重な存在です。
読書会で供された本の中には自分ではきっと買わないジャンルのものや、2週間の間では読むのが大変な大作や、やれ、直木賞だ、芥川賞だ、、、という作品まで実に多岐に亘っていました。
第2回・日本ホラー大賞の受賞作でその後、映画化された瀬名英明氏の『パラサイト・イブ』も読書会の誰かのお薦めで出会った一冊でした。その大賞の第12回受賞作、『夜市』が今回のお薦め本です。
お盆休みに突入した今週、しばし、異次元体感などいかがでしょうか?
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