2006年8月28日月曜日

顎の位置が語るもの

およそ3週間に亘り、良い顔つきのために意思を表わす目の使い方と感情を表わす口元の課題を取り上げてきましたが、案外重要な鍵を握っている最後のひとつが顎の位置になります。百聞は一見にしかず、早速、今回も鏡に向かって自分の顔で確認してみてください。
まず、まっすぐ鏡に向き合う顔つきから、少しづつ顎を上げてみましょう。
なんだか段々、えらそうで、尊大、生意気そうな顔つきに見えてきませんか?理由は実に簡単ですね。私達の顔の造作からして、顎が上がると目線が下がり、相手からすれば見下されているように見えるからです。では反対に顎を引いてみるとどんな顔つきに見えるでしょうか?
今度は上目使いの状態が生まれ、甘えていたり、媚びていたり、あるいは何かを企んでいるような顔つきに見えてしまいます。

たかが顎の位置ひとつもあなどれない重要な課題ということになります。こうして考えてみると穏やかな顔つきの獲得のために、しっかりと表情筋を鍛えて使いこなしたい道具は目と口と顎!この3つだけということに気付きます。

逆に見ればその他の顔の道具では、意思や感情や心の態度は表わせないということになります。たとえば、鼻で絶望を表現出来ますか?おでこで怒りを伝えられますか?はたまた、ほっぺたで悲しみを語れますか?

目と口と顎をしっかり鍛える!これが良い表情獲得への最短距離という次第。さて、顎ポジションの重要性に気付いたところでもうひとつ自己点検です。
鏡に向かって顎の動き方に注目しながら、『はい!』と返事をしてみてください。顎が一旦、下に下がって元の位置に戻ればOK!ところが巷では顎が上に上がってしまう『はい!』を結構お見かけします。こちらはもちろん、NGです。
何気なく、悪気なく、そんなつもりもないならば、、、、いつの間にか身につけた何かをしっかり見直す、ここが絶好のチャンスかも!

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