2006年8月24日木曜日

毎朝3分、あいうえお!

良い声で聞き取りやすい話し方を身につけるためには、正しい母音の口の開け方に加え、もうひとつ大切な課題があります。それはどのように【息を吐く】姿勢を作るかという身体の問題でもあります。
息を吸ったり、吐いたりは誰でもいつでもごく自然に無意識に行っていることですが、良い声を出す!という視点でこれを眺めてみると、そこにはいくつかのポイントがあります。
考えてみれば非常に簡単なことですが、私達の身体の構造からして息をを吐いて声を出すためには喉がしっかり開放されていなければなりません。
たとえば顔を思いっきり上に向けて、あーと声を出してみてください。これでは息が出しにくいのでかすれた声になりますね。今度は反対にうつむいてあーと声を出してみましょう。こちらは暗く沈んだ声になりませんか?
すなわち、からだの姿勢によっては喉から息が吐き出しにくい状態が作られ、結果、しわがれた声や聞き取りにくい声が生まれることになります。
そこで、喉の開放度を実感して頂く方法として、真上を見るところからスタートして真下を見るところまで、顔の向きを上から下に動かしながら、あーと声を出し続けてみてください。同じ息の量なのに突然、滑らかに自然に大きな声が出るスポットが見つかるはずです。そこが最も喉が開放されている状態ということになります。そしてそれはちょうど鏡に向き合って顔を見ている状態、、、真正面からの顔の位置ではありませんか?
さて、残る口の形は『お』と『う』でしたね。『お』は口の中に大きな飴玉があって、それが口から落っこちないようなつもりで口をあけます。
『う』は唇を思いっきり前に突き出して上唇の上にいっぱい皺がよるように!
毎朝の『あいうえお』は洗顔後の化粧水が肌に浸透する3分間にもってこい!

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