2006年8月30日水曜日

うなづく!動作に関心を。

顎のポジションが他人に語りかけるものがわかってくると、上がりすぎず、下がり過ぎないニュートラルなポジションの獲得に興味が湧きます。そしてこの課題の解決のためには鏡に向かって正面から点検するだけでは不十分という気配を薄々、感じます。横から見たときにどうなっているのか?実はこれは正しい立ち方と大きく関連してきます。考えてみれば当たり前ですね。顎のある顔は頭部の一部であり、それはまた身体の一部である以上、全体のバランスとして留意されるべき命題と密接に関わっているはず。最終的に顎のポジションを決める、正しい立ち方については9月早々にご紹介したいと思っておりますので、この続きはまた、あらためて。
ここではそのポジションを基点にした顎の動かし方について考えて見ます。
『はい』と言う返事の時の顎の動作は数日前に確認しましたが、基点から下に下げてそしてすぐに戻す。これが『うなづく!』という動作になります。そしてこれこそが聞き上手を目指すときのファーストステップでもあります。1対1で向き合っているときには言葉と動作が同時進行しますが、講演などを聴いているときには、この動作だけが聞き手の意思表示の手段に限定されます。しっかり大きくうなづけば、それだけしっかり理解した、賛同している!という、いわば応援のメッセージが伝わりますし、動かし方のテンポも微妙なニュアンスを語ります。大きく深くゆっくりとうなづく動作は揺ぎ無い信頼感を漂わせますね。逆に小さく小刻みに動かせば、興味関心大いにあり!という風情が現れます。反対にどれほど目でしっかりと見つめて聞いている意思を表わしていても、いっさい、顎が動かなければ時にそれは睨み付けているように見えたりもします。こうしてみると顎が重要な働き手であるとことにうなづかないわけにはいきませんね。今日は1日、日頃あまり意識したことのない顎の動きに注目してみてください。私達の動作はそこに意識を集めればおのずと洗練される初期設計がなされているように思います。まず、素直な関心を持って意識すること。ここが出発点です、、、、うなづいてますか?読みながら、、、今。

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