2006年8月22日火曜日

明るい声は明るい表情から!

ケーキ作りに欠かせない生クリームは、専用の布袋の先に様々な口金をつけ替えて、袋の中の生クリームをギュッと搾り出しながらアレンジをしていきます。
実は私達の声が出る仕組みはまさにこれと同じ!です。

袋の中身の生クリームにあたるのが私達の吐く息です。これが多いと大きな声、少ないと小さな声になります。様々な種類の口金にあたるのが私達が自ら作る口の形、すなわち母音の5種類になります。
『あ・い・う・え・お』の口の形を正しく開けることが出来き、さらにその場にふさわしい音量調節のための吐く息のコントロールが出来て初めて、正しい発声が可能になるというわけです。

ところが多くの場合、いつのまにか声が出て、いつの間にか話せるようになっているので、あらためてこの原点に向き合うといささか戸惑うことになります。
たとえば『あ』の口の開け方を具体論として誰かに教えるとしたら、どう説明しますか?(せっかくなので、しばしご一考を!)答えは①あごをしっかり下にさげて②口を縦に大きく開けます。③目安としては大きく開けた口の中に縦に揃えた指三本(人差し指・中指・薬指)が歯に触れても良いので入るくらい。
この口の形で『あーーー』と息を吐いて声を出します。聞き取りやすい、良い声を出すためには、この基本を繰り返し練習せねばなりません。ここをクリアして次に意識したいのは、しっかり意思の力で目で微笑むことになります。なぜならば、ただ、縦に大きく口を開けただけの顔はものすごく間抜けな顔になっています。このままでは確かに『あ』の声は出せますが顔つきがイケてない分、声も暗くなりがちです。ここに目力で微笑む!が加わると頬のあたりの表情筋がキュっと持ち上がって、明るい顔つきに変わり、声も明るくなります。基本原則・『明るい声は明るい表情から!』

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