2006年11月9日木曜日

ハの字、コの字でモードチェンジ

お互い様が真正面に向き合う二の字のポジションは何某かの緊張感とけじめのある距離間を演出しますが、もう少し柔らかく!とか もうちょっと親しみをこめた雰囲気にしたい時には『ハの字のポジション』を意識してみましょう。

『ハの字のポジション』を構築するためには、たとえば名刺交換やきちんとしたご挨拶の後に、相手の身体の正面から軽く1歩分くらい、自分の身体をどちらかに移動させて、相手と同じ方向を向くようなポジションに変化させます。

この状態を上空から眺めてみれば、双方の身体の向きが『ハの字』になって見えるはずです。こうすることで、お互い様の視線が直接ぶつからないためでしょうか、急に気楽でフレンドリーな場の空気が形成されやすくなります。

職場のそこかしこでのちょっとした情報交換や、ご近所同士の道端での立ち話などもよくよく観察してみると『ハの字ポジション』が多いのは、自然と無意識に緊張しない環境整備に努力している証かも知れませんね。

その意味からすれば、Gケースをはさんでの対面販売は致し方ないとしても、側面販売の場合はその文字通りに、お客様の側面にハの字を意識して向き合うことで、威圧感が軽減され、効果的なポジショニングとなるはずです。

故に今日は疲れたなという気分の時のお食事会は、カウンターがお薦め!
お互い様の視線だけでなく、気持ちも抜きやすいのでリラックスできますね。

さらに突っ込んで<膝詰め談判>なんて場合には『コの字のポジション』が有効です。L字型のコーナーに座れば、このポジションが可能になります。すぐ隣だけれど、適度な距離感もあり、ヒソヒソ、相談話モードになりそうです。

ともすれば命令、詰問、尋問の雰囲気の漂う『二の字』に対して、フランクな『ハの字』 そして親密さの『コの字』 状況に合わせて、否、状況をコントロールする手段として上手なポジショニングを使い分けたいですね。

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