2006年11月10日金曜日

意識して変えたい、日々の行動

距離間とそのポジションの有りようで居心地の良さや悪さが決まる以上、あらためて研修会の中などで指導を受けて獲得を目指すのではなく、常に意識していれば、日常こそが基礎トレーニングの絶好のステージと気づけます。

ビジネスの現場で、家庭の中で、学校の仲間との交流の中で、さらには公共マナーの問われる大勢の見ず知らずの人たちと同席するどこかで!意識を持てば、行動は確実に変化するということを身をもって実践しながら鍛えたいですね。

そういえば、忙しい朝の出勤風景の中で以前から、気になっていることがあります。それは家族の誰かに駅まで車で送ってもらった時の行動です。
駅のロータリーに到着した車から、降り立つ人物は様々です。
お父さんだったり、奥様だったり,OLさん、サラリーマン、学生、中には小学生の可愛い姿も今時ではめずらしくありません。

その多くの誰もが、車を降りた途端にスタスタと駅改札に向かいます。
たまに小学生くらいなら何度か振り返って、見送る誰かに行ってきます!と手を振る光景を拝ませてくれますが、、、たいていは一目散に振り向きもせず。

一方、送ってきた車の方もサッサと発進して、混み合うロータリーに長居は無用の光景です。都会であれば致し方ない現実の何ら不思議でもないひとコマ。

ある日、いつもと違う光景に出会いました。車から降りた、その方はそのまま駅に向かわずに車の方に向き直り、運転手に軽く会釈をして『送ってくれてありがとう!』と手を挙げて感謝の挨拶。そして発進した車を見送ること数秒、くるりと背を向けて改札に歩き出すまで、30秒もかかってはいないはず。

その光景のなんと美しかったことか。忙しい朝に駅まで送ってくれた誰かに感謝して、それを行動で表わす。そんな当たり前のことが出来ていない!ことに疑問すら抱かなかった現実をグサリと突きつけられた瞬間でした。

何気ない日常の中で、感謝すべきことはいっぱいありそうなのに、いとも容易くそれを見落としている自分に気づけたら、ラッキーな今日の始まりかも。

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