2007年3月7日水曜日

保留音への配慮

お目当ての人物が特定出来れば、やっと電話を取り次ぐことが出来ます。
この操作は電話機によって多少異なりますが、基本的には同じ要領です。

すなわち掛かってきた電話を一旦、保留にして目指す相手に<声をかける>あるいは<転送>して繋ぐということになります。

通常のビジネスシーンではよくあることなので比較的イメージしやすいかと思いますが、今時はたいていどこでも電話回線が保留されている間は待たされている受話器から、いろいろな音楽が流れるようになっています。

ちょっと規模の大きいメーカーなどではそのシーズンのキャンペーン商品のCFソングが流れたり、誰かの声で宣伝アナウンスが繰り返されたりもします。

保留音を聞きながら、お目当ての相手が出てくれるまでの間はその時々の状況により、かなりの時間差があります。あっという間であれば、何も問題は起こりませんが、あまり長く待たされるといろいろトラブルの種になります。

ちなみに1秒を争うような緊急事態ではないとして、相手が出てくれるまでの保留音をじっと我慢して聞いていられる限界タイムはどのくらいだと思われますか?もちろん個人差はありますが、実際の研修では毎回、実感としてこの課題に気付いて頂く為に、保留音を聞く!実験を行っております。

参加者には<電話をかけて保留になった状態>をイメージして頂き、保留音を聞いてもらいます。この待たされているという状況でどのくらい経過したらイライラ!っとしてくるのか。目を開けていると他の参加者の判断につられるケースも多いので、全員目を閉じて、挙手でタイミングを知らせる仕掛けです。

事務局サイドはストップウォッチを横目で睨みつつ、手の挙がった時間、人数を記録してゆきます。過去のデータを基にすれば、最初のイラッ!は約30秒後に、そこから10秒ほど経過すれば多くの方の手が挙がることになります。
取次ぎにおける保留音の長さに何か、配慮のものさしはお持ちでしょうか?

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