タイトル:デキる!伝わる!話し方
著者:箱田忠昭(インサイトラーニング株式会社・代表取締役)
初版:2005年11月30日
出版社:インデックス・コミュニケーションズ
1、300円(税抜)
じっくり考えてみるまでもなく、日本語は最後の最後まできちんと話さないことには言いたいことが正しく伝わらないという課題を背負っております。
『せっかくの休日だから、今日はゆっくり休みたい』なのか『せっかくの休日だから、今日はゆっくりと休まず、あちこちに出掛けたい』なのか。
途中で話すのをやめたら、意思とは反対の理解をされかねないし、途中で聞くことを放棄したら、間違った解釈の確率は飛躍的に跳ね上がります。
この根本的な課題にちゃんと向き合っていれば、いついかなるときもきちんと最後まで話すという姿勢が身についているはずです。ところが実際には、、
A:はい、○○商事でございます。
B:こちら、△△事務所と申します。営業の田中さんをお願いします。
A:いつもお世話様です。営業の田中でございますね。失礼ですが、、、。
『失礼ですが、、、、』と言ったきり、受話器の向こうがウンともスーとも言わなくなると正直、困ります。なぜ困るのかと言えば、この質問に対して<名乗る>という形で答えてしまえば、その問いかけを認めたことになるからです。
時には『そういうふうに言えば、相手もわかってくれるから!』と指導されている先輩、管理職も実は多いように思いますが、いかがなものでしょうか。
しっかりと言いたいことが言えるようになる基礎訓練と思って最後まで話す。
そんな当たり前のことがあまりにもおろそかにされている日常に、気付くこと!が重要です。とは言え、完成度の高い話し方の頂への登頂ルートは様々にあり、そこで本日は話し方の本をご紹介します。
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