2007年3月12日月曜日

上達への心構え

週初めなので電話応対に関して、少しばかり精神論を掲げてみたいと思います。

『もし今、貴方が取った電話が、貴方の会社の社長宛に掛かってきた電話で、しかもその相手がとても大切なお得意先の社長であったとして、いつもと寸分変わりない応対が出来るかどうか』をぜひ、自問自答してみてください。

その応対の上手下手のレベルはさておき、冷静に眺めて、同じように対応できると胸をはって言えるのなら、それはそれで筋の通った応対と言えるはずです。

相手が偉い人!とわかった途端に猫なで声を出しちゃうようでは、日頃は相手によっては無礼千万の電話応対がまかり通っている可能性大とも言えます。
但し、自覚症状なくこういう変化の激しい応対が身についてしまっているケースも多々ありますので相互点検が必要です。となれば、やはり聞き耳の実践。

今週も職場ではいい意味での<聞き耳効果>に精を出して頂ければ、そういう<態度豹変型電話応対>も実際には案外、多いことに気付けるかもしれません。

この際、こそこそ陰口を叩き合うのではなく、いっそ思いっきり公にしてお互い様に改善をめざす明るいテーマになさってみるのも一興かと存じます。

第一声は実につまらなそうな低い声が、突如、完全に1オクターブ上昇するような場合は、やはり大切な誰かからの嬉しい電話に他ならず。

かたやさっきまでふんぞり返っていた姿勢が急にしおらしく、受話器を持ちながらお辞儀も辞さない風情ならば、それなりのお相手と推察できます。

しかし、日頃のそれと特定の誰かに対するそれが極端に異なる場合は対人関係において平気で手のひらを返すことが出来る性質であると見なされ易く、結果的に信頼されにくい自己形成に邁進することにもなりそうです。

<人は見ていないようで見ている>ことも意識しつつ、いつでも誰に対しても変わらぬ感じの良い応対を目指すと心に決めることも上達の秘訣のようです。

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