2007年3月22日木曜日

緊急度の確認

滑らかな電話応対のための<取次ぎ>、その中でメインディッシュとも言える<不在対応>における定番的な言い回しへの素朴な疑問は言われた方の身になって少しばかり、真剣に考えてみれば、至極当たり前ではありませんか?

しかし長年それは何の問題もなく、立派に実社会にまかり通っております。

おそらくそれは『いかがいたしましょうか』という言葉自体が持っている丁寧さによるものなのでしょうか?

あるいはなんとなくスマートに聞こえるという雰囲気のせいでしょうか。
もちろん、『ですが、、、』と後の続かない、尻切れトンボ型の物言いよりは格段に大人モードで安心感が漂うゆえかもしれません。
だからこそスラスラと非常に便利に多用されているのだと思われます。

但し、実際に使いこなしながら、その言葉が<先方にどうしたいかを決めてもらう>ための言い方であるということに無頓着すぎるのも事実です。
つまり問題は使い手における認識不十分な点ということなのかも知れません。

日々の電話応対で胸を張って使う以上は、実際にその意向に必ず向き合う覚悟が問われることをどこかの時点でしっかりと見つめておかなければならず、この際よいタイミングとして、点検するのが得策ではないかと思います。

さて、では不在がハッキリしている時にどのように言えばよいのでしょうか?

それは先方の<緊急度の確認>への問いかけではないかと考えます。
つまり、問いかけのフレーズとしては<急ぎ具合>を尋ねるものとなります。

『恐れ入ります。田中は○月○日まで出張ですが、お急ぎでしょうか?』や
『申し訳ございません、田中は会議中ですが、お急ぎでいらっしゃいますか』
というフレーズになり、それを伺うことで、今出来る最善の対応を主体的に絞り込むことではないでしょうか。『お急ぎでしょうが、続きはまた明日!』

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