<取り次ぎ>に多い<不在対応>の最大の焦点は<いない理由>を伝えるだけではことが足りず、<どうしたらいいのか>に言及せねばならないことをこの際、はっきりと認識できれば実にスッキリとしてくるのではないでしょうか。
となれば、表現方法は大幅に変わってまいります。但し、ここでもうひとつ、クリアしておかねばならない課題があります。それはこのフレーズの存在。
●申し訳ございません、田中は会議中ですが、いかがいたしましょうか?
この言い回しは実際に市販されている電話応対の書籍やマニュアル本にもバンバン登場し、当然のように紹介されている表現なのですが、個人的には『いかがいたしましょうか』と問われるたびにいつも?マークが浮かんできます。
それは電話対応の<主導権>が本来、どちらにあるべきなのかという視点で眺めたときに浮かんでくる疑問ともいえます。
『いかがいたしましょうか?』というのはどう考えても、相手の指示を仰ぐための台詞だと思えます。つまり、そう聞く以上はその要求がどんなものであってもそれに従ってくれるのですね?と詰め寄りたくなってしまうのですが、、。
ところが実際に『いかがいたしましょうか』と問われる時には暗黙のうちに、穏やかな答えのパターンが決まっています。いわく『では掛け直します』であったり、『電話があったことをお伝えください』というあたりでしょうか。
そのやり取りの不可解さと不自然さにかなり以前から限界を感じております。
もし、『急ぎなので、会議室に電話をまわしてください』と言われたらどうする?
あるいは『折り返し、何時に連絡が頂けるのか、会議室にメモを入れて聞いてきてくれ』と頼まれたら、そうするのか。疑問はもはや心配の種でもあります。
と言うわけで、さらに明日に続きますが、いかがいたしましょうか?
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